カクレマショウ

やっぴBLOG

「聞き書き甲子園」

2016-05-22 | └キャリア教育
最近なんでもかんでも「○○甲子園」ですが、この「聞き書き甲子園」は、第14回を数える、けっこうな古株。全国各地の「森の名手・名人」、「海・川の名人」を高校生が訪問し、その技術や技能を実際に見て体験し、名人たちのこれまでの経歴や思いのたけを聞き出して、文章にまとめるというのが趣旨です。甲子園といっても、特に順位を付けるわけではなく、100人の高校生による「作品」が1冊の文集にまとめられています。 . . . 本文を読む

高校生を地域で育てる。

2016-05-21 | └キャリア教育
高校が地域の皆さんを学校に招いて直接話をしたり指導してもらうことで、子どもたちの主体性を引き出したり協調性を養ったりする試みはとても大切だと思うのですが、先日の新聞(デーリー東北)に2つの学校の取組が紹介されていました。 1つは、青森県立三沢高校の「MOSプロジェクト」。「MOS」って、「モっとスごい自分に出会える」という意味らしいのですが、もちろん、三沢高校の独特のジャージの色、モスグリーンも . . . 本文を読む

学校で体験するボランティア活動は「きっかけ」である。

2016-03-28 | └キャリア教育
八戸市教育委員会の平成27年度「青少年(中・高校生)の地域活動」事業の報告書(感想文集)が職場で回ってきました。中高生が地域の様々な活動にボランティアとして参加することを奨励する取組です。全部で32の行事・活動に、市内の中学校21校から延べ1,198名、高校生は14校から延べ524名が参加しています。この報告書には、そのうち、活動に「5回程度」参加した生徒の感想文が掲載されていました。 「た . . . 本文を読む

卒業生が「30歳のレポート」は、キャリア教育の「評価」です。

2016-03-10 | └キャリア教育
卒業生が「30歳のレポート」って、これ良くない? 大分県立日田三隅高校の総合学科の取組です(「内外教育」2016年3月4日号より)。今年30歳を迎えた卒業生にはがきを出して、これまでの経験や現在の生活などを綴ったレポートの提出を呼びかけたところ、20人から返事が返ってきたという。そのうち3人が在校生の前で発表したのだそうです。 「夢は年齢を重ねるにつれて形を変えていく。今、夢や希望がなくても焦 . . . 本文を読む

高校生が学校外で学ぶ。

2016-03-08 | └キャリア教育
受験生の皆さん、今日は史上最大に緊張した一日だったと思います。合格発表まで落ち着かない日々がもう少し続きますが、とりあえず終わりましたね。お疲れ様でした!!  私はいつも思うのですが、どこの高校に入ろうが、いちばん大切なのは、「社会の中で自分をどう生かすか」ってことではないかと。学校というのは、それを探すところでもあります。そして、それが見つかる場所やきっかけは、もしかしたら学校での勉強や先生方 . . . 本文を読む

自分たちで考え、つくるまち。──「こどものまち in 弘前

2016-01-07 | └キャリア教育
「こどものまち in 弘前」。あおもりで「生きる・働く」を学ぶ中南地区実行委員会の主催です。   ドイツのミュンヘンが発祥の「こどものまち」は、子どもたち自身が「仕事」を作って店を運営し、お客さんも子どもという仮想のまち。日本でも各地で行われていますが、青森県では初めての試みです。 「キッザニア」がいわば大人による「お仕着せ」の体験であるのに対して、この「こどものまち」は、子どもたち自身が主 . . . 本文を読む

「偶然」は偶然じゃない!

2015-12-07 | └キャリア教育
今日届いた雑誌「キャリア・ガイダンス」(リクルート社)の最新号のテーマは、「これからの教師を探る」。 国が新たな教育の方向性を次々と打ち出し、学校も本気で変わらざるを得ない状況の中、意識変革を求められる先生方も大変です。今月号では、アクティブラーニング、自己肯定感の育成、国際理解、学校と社会をつなぐ取組、地域貢献などなど、全国の素晴らしい実践をされている8人の先生方が紹介されていて、読むほどにす . . . 本文を読む

高校生がんばってます。

2015-10-02 | └キャリア教育
先日の新聞記事から。「「職人の技」伝授」(2015年9月26日付け陸奥新報)は、弘前工業高校で行われた弘前地区溶接協会による高校生溶接塾について。同校のOBでもある溶接のベテラン職人が実際に「プロのワザ」を高校生の前で見せる。「何て言ったらいいのか分からないぐらいレベルが違いすぎる」という高校生のコメント、実感がこもっていて、いいですね~! こういうことが新聞記事にならないほど「普通なこと」になっ . . . 本文を読む

副教材「私たちが拓く日本の未来」を入り口として

2015-10-01 | └キャリア教育
選挙権が18歳以上に引き下げられたことを受け、高校生の主権者教育の副教材として、「私たちが拓く日本の未来 ─有権者として求められる力を身に付けるために─」(総務省・文部科学省)が公表されました。 選挙や議会の仕組みを図解入りで分かりやすく紹介した解説編に始まり、メインとなるのは、模擬選挙の手順や討論の仕方などを盛り込んだ実践編です。生徒が書き込む部分も多く、そのままテキストとして使えるような形に . . . 本文を読む

地域でロールモデルを見つけること。

2015-07-25 | └キャリア教育
「高校生のみなさんに伝えたいのは、「人生の方針のようなものを早めに決めておいた方がいい」ということです。例えば、家族を大事にして生きたいのか、世の中にインパクトを与えることを目指したいのか、好きなことで生きていきたいのかなど、「自分の人生で一番大事にしたいことは何なのか」ということです。それが分からなければ、こういうふうに生きたいと憧れるようなロールモデルを見つけることです。その人から学ぶうちに、 . . . 本文を読む

地域と共に歩む病院

2015-07-06 | └キャリア教育
三八地区の教員対象のキャリア教育研修会の資料が回ってきました。「今とこれからをむすぶ─地域医療を守るためのキャリア教育の実践─」と題した講演資料にいたく心を動かされました。講師は、南部町にある社会医療法人博進会南部病院の看護部長さんです。 南部病院さんは、県が進めるキャリア教育の事業に当初から積極的に御協力いただいています。教育支援活動に協力できる企業リスト「我が社は学校教育サポーター」にいち早 . . . 本文を読む

大人の階段登る高校生

2015-06-17 | └キャリア教育
「地域づくり」6月号の特集は、「高校の魅力化による地域活性化」。全国13高校の取組事例が紹介されています。その中には、五所川原農林高校の地域と密着した取組も! 五農高では、平成24年度から第6次産業化推進協議会を立ち上げ、地元農産物のブランド化を進めています。連携している企業や団体は20以上にのぼるのだとか。たとえば、日立製作所の協力によって同校が開発したマイファームセンターというシステム&nb . . . 本文を読む

高校生が企画・編集するキャリアづくりマガジン

2015-03-24 | └キャリア教育
県の企画政策部が毎年作成している高校生のキャリアづくり応援マガジン「YELL(エール)」。 かつて、私が人づくり戦略チームという部署にいた時のこと。愛知県でキャリア教育コーディネート活動を展開しているNPO法人アスクネットを訪問した際、高校生が企画・作成しているという「Schan(エスチャン)」という冊子を見せてもらって、これだ!と思ったものでした。高校生が自ら社会人に取材をし、仕事や生き方につ . . . 本文を読む

「がん教育」で命の大切さを。

2015-03-04 | └キャリア教育
文部科学省から届くメール情報の中に、「「がん教育」の在り方に関する検討会」という見出しが目に飛び込んで来ました。学校に求められる「◯◯教育」という言葉は200個以上あると言われますが、今度は「がん教育」かい。やれやれ。 で、その「検討会」の議事録をのぞいて見ると、既に文科省では「がんの教育総合支援事業」という事業を実施しているようで、検討会では、委託を受けた群馬県、徳島県、静岡県の各教育委員会の . . . 本文を読む

キャリア教育、セカンドステージへ。

2015-02-18 | └キャリア教育
「キャリアガイダンス」(リクルート社)2015年2月号に、「キャリア教育は2ndステージへ。」というタイトルで、藤田晃之さんと児美川孝一郎さんの対談が掲載されています。平成16年が「キャリア教育元年」と言われていますが、そうか、もう10年経ったのかと改めて時の流れを感じますねぇー。このお二人は、これまで国(文部科学省)、大学と立場は違うといえ、これまでキャリア教育を牽引されてきた方。なるほどなるほ . . . 本文を読む