カクレマショウ

やっぴBLOG

私の好きなアルバム#16 USA for AFRICA「We Are The World」

2006-06-30 | ■私の好きな歌
先日書いたビル・ゲイツ氏のチャリティで思い出したのが、「ウィ・アー・ザ・ワールド」です。 1985年、「USA for AFRICA」のキャッチフレーズで米国で発売されたこの曲は、またたく間に世界各国でチャートの1位を獲得する大ヒットとなりました。総販売数2000万枚ともいわれるレコードの印税、そして関連するグッズの売上金は、すべてアフリカの飢餓を救うために投じられました。 このような音楽によ . . . 本文を読む

妙な大人

2006-06-27 | └キャリア教育
2日続けて、「妙な親」をテレビで見ました。 昨日は、岡山で殺人事件の容疑者として逮捕された男子大学生の母親。顔は隠されていましたが、テレビに出てくるなんてそれだけでも驚きなのに、インタビューに答えるのを聞いて心底たまげました。テレビカメラの前で口にするのはひたすら息子の心配ばかり。殺された人への悔やみの言葉どころか、その存在さえ認めていないような口ぶりでした。容疑者として逮捕されたばかりとはいえ、 . . . 本文を読む

「起業家」はどうすれば育つ?

2006-06-26 | └キャリア教育
朝日新聞土曜版"be on Saturday"のフロントページに、「フロントランナー」という連載があります。主に経済界が多いのですが、各界の「最先端を走る人物」たちを紹介する記事です。大企業の経営者やソフトバンク・ホークスの王貞治監督といった有名人も登場しますが、それほど名の知られていない「フロントランナー」たちも多い。ベンチャーの若い経営者、破綻したリゾート施設を次々に蘇らせていくリゾート運営の . . . 本文を読む

デラ・ルスとケイコ・リー。そして六ヶ所村。

2006-06-25 | ■私の好きな歌
オルケスタ・デラ・ルスとケイコ・リーのジョイントライブがありました。六ヶ所村で行われたSwany Jazz Story gift-III です。 会場の六ヶ所村文化交流プラザ「スワニー」を運営する財団法人六ヶ所村文化振興公社が企画するジャズ・ストーリーの3回目。「最終章」の今年は女性ボーカリスト2人を迎えての競演です。 前半はデラ・ルスのパフォーマンス。11人のブラスを率いるボーカルのNORAのパ . . . 本文を読む

カール・ルイスとルイス・キャロルの関係─人名に見る世界史(10)

2006-06-24 | └人名に見る世界史
現在の英国王室のチャールズ皇太子、ウィリアム王子、ヘンリー王子といった名前は、伝統的な名前として長い歴史を持ちます。これらの名前は、前回書いたような聖書や聖人の名前に由来するものではなく、もともとは北方ゲルマン系のノルマン人の名前でした。今回は、このようなゲルマン人に由来する名前をたどっていきます。 ゲルマン人は、4世紀末に「大移動」を始め、ローマ帝国領内に深く侵入します。そして最終的に到達した土 . . . 本文を読む

話す力、聴く力

2006-06-23 | └キャリア教育
たぶん「老人力」というのがそのハシリだったと思うのですが、「○○力(りょく)」という言葉があっちこっちから聞こえてきます。社会力、若者力、市民力、人間力etc. 「○○力」の○○には、本来は、「○○する」という動詞にできる名詞がはいるべきなのですが、そうでない「力」が発展的に使われています。多分にイメージ的な要素もあると思います。 安倍官房長官が主宰する「再チャレンジ推進会議」が先月発表した「 . . . 本文を読む

フィランソピー。米国と日本と。

2006-06-22 | └社会教育
米マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長。先日、2年後に引退して慈善活動に専念すると発表しました。 彼は、奥さんと共同で慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金」を運営しています。2年後に彼が活動の舞台とするこの基金の規模は、なんと290億ドル(3兆円!)にのぼるそうです。これまでも既にエイズ対策や貧困解消に1兆円を超える寄付をしているそうですが、このあたりのスケールの大きさは、日本人はとてもじ . . . 本文を読む

みんな聖書に出てくる名前。─人名に見る世界史(9)

2006-06-20 | └人名に見る世界史
前回に引き続き、キリスト教の洗礼名について。 ポールPaulという名前も、ヨーロッパでは伝統的な名前の一つとして長く受け継がれてきました。歌手のポール・アンカ、俳優のポール・ニューマン、ビートルズのポール・マッカートニー、サイモン&ガーファンクルのポール・サイモンなど、20世紀の有名人にもたくさん見られます。この名前もまた聖書に登場する重要人物の名に因んでいます。 前回紹介した聖ステパノが石で . . . 本文を読む

やっぴBLOG2周年。

2006-06-19 | ■やっぴBLOG
ご訪問いただきありがとうございます。 おかげをもちまして、今日でやっぴBLOG「カクレマショウ」も満2周年を迎えることができました。コメントをお寄せいただいたた皆さん、トラックバックいただいた皆さん、アクセスいただいた皆さんに心からお礼を申し上げます。 3年目の目標として、 ・映画レビューをもっと充実させたい。 ・読んだ本の感想を充実させたい。 ・『レ・ミゼラブル』覚書シリーズを定期的にUP . . . 本文を読む

ミア・ファローの顔が一番コワイ!?「オーメン」

2006-06-18 | ■映画
1976年に公開された「オーメン」は、「エクソシスト」とともに「悪魔モノ」としていわゆるオカルトブームを巻き起こしました。リチャード・ドナー監督、主演はグレゴリー・ペックとリー・レミック。 あれから30年、ジョン・ムーア監督の手によって「オーメン」が再びよみがえりました。設定を現代に置き換えつつも、コンセプト、登場人物、ストーリーとほとんど30年前の映画を忠実になぞっています。 「オーメン」と . . . 本文を読む

私の好きなアルバム#15 吉田拓郎「Live'73」(後編)

2006-06-17 | ■私の好きな歌
引き続き、よしだたくろう「Live'73」について。 8 雨が空から降れば 詩人別役実の詩に小室等が曲をつけた名曲。小室氏とは、曲の傾向も生き方も全く異なるのですが、拓郎は彼をとても尊敬しているようです。小室氏へのそんな思いが伝わってきます。ところで、これも大学生の頃の話ですが、、北海道ひとり旅の途上、釧路の近くのドライブインで小室等さんと出くわしたことがありました。話しかけると笑顔でとても気 . . . 本文を読む

私の好きなアルバム#15 吉田拓郎「Live'73」(前編)

2006-06-16 | ■私の好きな歌
先日、小雨の降る中、クルマで1時間ほどの町まで出張した際、BGMのCD、なんかしっくり来るのがなくて、信号待ちのたびに取っ替えひっかえしていました。そしてついにカチリとはまったのが、久しぶりに聴いた吉田拓郎のこのアルバムでした。 書きたいことがたくさんあるので、前後半2回に分けて紹介します。 タイトルどおり、1973年11月26日~27日の2日間にわたって東京・中野サンプラザで行われたコンサー . . . 本文を読む

ジョン!─人名に見る世界史(8)

2006-06-15 | └人名に見る世界史
レオナルド・ダ・ヴィンチの壁画「最後の晩餐」に描かれた12人の使徒。彼らの名前は、洗礼名として現代に受け継がれています。 まずは彼らのリーダー的存在だったペテロPetero。彼はガリラヤの漁師で、本名は「シモン」なのですが、イエスが彼を指して「私はこの岩の上に私の教会を建てる」(マタイの福音書)と言ったことから「ケファ」(アラム語で「岩」の意味)と呼ばれるようになり、のちにそのギリシア語訳である . . . 本文を読む

「社会人のタネ育てています」

2006-06-14 | └キャリア教育
以前紹介した盛岡市の特定非営利活動法人未来図書館で作成した「社会人のタネ育てています」が届きました。経済産業省の「地域自律・民間活用型キャリア教育推進事業」の委託を受けて、未来図書館が実施した「イーハトーブ・ルネッサンス~企業戦略体験型職業観創生プロジェクト~」の報告書です。 タイトルがまず素敵です。子どもたちを対象としたキャリア教育って「社会人のタネ」を育てることなんですね。冊子の冒頭に、「子 . . . 本文を読む

キャリアには「アップもダウンもない」のか。

2006-06-13 | └キャリア教育
新聞連載中の「中学生のキャリアデザイン」最終回で、法政大学助教授の児美川孝一郎氏は「キャリアアップという言葉がわたしはあまり好きでない」と言っています。「どこか上昇志向の香りが漂うし、逆に言えば、「『負け組』に転落しないように、常に自分を磨いておかないと」といった強迫的なにおいを感じてしまうからだ」そうです。「キャリアはその人の生きざまそのものであり、本来、アップもダウンもない。あるのは、生涯を通 . . . 本文を読む