大間町といえばマグロが有名ですが、もう1つ、隠れた名産品があって、それは、奥戸(おこっぺ)いも。町内の奥戸地区でしか栽培できないというジャガイモの一種です。
おこっぺいもの歴史は100年以上前にさかのぼる。もともと、この地区は漁師町ですが、不安定な生活を支えようと、県が米国から輸入したジャガイモの種芋を地区の主婦が改良して畑で栽培したのが始まりだとか。当時、購入価格が6個で3円だったことから、正 . . . 本文を読む
相次いで起こった中学生の悲劇には、ご遺族の心情を察するに、言葉もありません。
昨日の、八甲田山中での火山性ガスによる中毒死と見られる事故は、家族・親戚でタケノコ採りに来ていたさなかに起るというまことに痛ましいものでした。八甲田では、十数年前にも自衛隊の訓練中に3人が火山性ガスで命を落とすという事故がありました。その教訓も既に風化していたということなのでしょうか。「立入禁止」の立札も、今や地面に崩 . . . 本文を読む
PISA(生徒の学習到達度調査)で常に上位に位置するフィンランドの教育方法が注目されていますが、その中でも、とりわけ「言語教育」は、日本にはないユニークなものです。
フィンランド式言語教育とは、「自分の言葉」で「表現し」「話し」「プレゼンテーションする」ことに主眼を置き、そのベースになるものとして「読書」を位置づけています(田中正博「自治体職員の危機管理の要諦」、「都道府県展望」2010年7月号 . . . 本文を読む
毎日の通勤の際に見る風景。朝日に光る田んぼだったり、遠くにかすむ八甲田の山並みだったり、よく手入れされた庭だったり、大きなリュックを背負った中学生だったり、デパートの看板だったり、道端に捨てられたタバコの吸い殻だったり、いろいろな風景を毎日見ています。それは「見慣れた風景」。
でも、「見慣れた風景」って、実はちゃんと見ていなかったりしますよね。自転車に乗りながら考えごとをしている時にはぼんやりと . . . 本文を読む
ネアンデルタール人に続き、古い話で恐縮ですが、「世界最古の靴」が発見されたのだそうです(2010年6月10日付け各紙)。トルコ、イランの北、グルジアの南、カスピ海と黒海の間にあるアルメニアという国の洞窟から2年前に発見された革靴が、放射性炭素年代測定法による分析の結果、紀元前3,500年前のものと分かり、現在のところ、「世界最古」なのだとか。
片方しか見つかっていないそうですが、牛革製で24.5 . . . 本文を読む
ネアンデルタール人(旧人)は、アフリカで生まれたヒトと共通の祖先から50万年前以降に分かれ、3万年前までヨーロッパから西アジアにかけて分布していた、ヒトに最も近い種です。
しばらく前の新聞ですが、ドイツの研究所が、ネアンデルタール人女性3体の骨の化石の細胞核からDNAを取り出し、ゲノム(全遺伝子情報)を解析したという記事がありました(2010年5月7日付け各紙)。それを、現代のヒトのゲノムと比較 . . . 本文を読む
庭の池の住民の仲間を増やしてやろうと思い、近くのため池に採集に出掛けました。ちょうど、睡蓮が満開で、とてもきれいでした。
2週間ほど前はオタマジャクシが群れをなして泳いでいたのですが、もうオタマジャクシはほとんど姿を消していました。姿を消したといえば、その時連れ帰ったオタマジャクシたちも、我が池で無事カエルに成長し、いつの間にかどこかに消えてしまいました。それにしても、あの中で、どれだけの個体が . . . 本文を読む
小惑星探査機「はやぶさ」がつい先ほど、無事帰還しました。
「はやぶさ」…といえば、今年12月に全線開業する東北新幹線の新車両の愛称に決定したのもこの名前。私が推した、津軽弁の愛称はあえなく却下されちゃいましたね…トホホ。
ま、そんなことはともかく、こっちのはやぶさ君、60億kmという超長旅、お疲れ様でした! 2003年5月に打ち上げられてから、7年ぶりですね。2005年11月、地球から3億km . . . 本文を読む
2006年に国連総会において採択された障害者権利条約の批准を目指して、政府は、障害者制度改革の新方針をこの6月にも閣議決定する予定となっています。障害者施策の推進に関する事項について意見を求めるため、内閣府に「障がい者制度改革推進会議」が設置され、議論が進められているようですが、この会議に、文部科学省をはじめとする教育関係者が神経をとがらせているという(2010年5月25日付け「内外教育」)。
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そうさ世界は 作詞・作曲:中村一義
で、
朝は決まって、築地でいつもの洋食で。
あと何年かで、ここもさよなら?
この想いと、その想いを混ぜ、
いつまでも続く今日の歌をうたおう。
そうさ世界は、そうさ世界はここに。
そうさ世界は、そうさ世界はここ。
あの通り沿いの鬼子母はオレの親だ。
あと、まだ何年だって、あなたと居んだぜ。
また、この想いと、その想いを混ぜ、
いつまでも続く今 . . . 本文を読む
サテサテ。
『コーヒーもう一杯』どころか、もう3杯目。私にとっての「心の洗濯」ですな。
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「幸せの隣」(第4巻)
子供の頃から、なぜか「隣にいる人」が幸せになっていく女の子。小さい頃、絵のモデルになったら、その画家がナントカ展の特選になった。「シーラカンスって . . . 本文を読む
先日行ったビアガーデンで、同僚が面白くて一晩で読んだと話していました。その2~3日後、わざわざ持ってきてくれて、私も、その日のうちに一気に最後まで読んでしまいました(眠い目をこすりながら)。
文章は多少荒削りのところはありますが、設定といい、構成といい、展開といい、確かに一気に読ませる力を持っている小説です。
愛美は事故で死んだのではありません。
このクラスの生徒に殺されたのです。
先週から . . . 本文を読む
全国の大学初のブランド食品を集めて展示、即売するイベント、「大学は美味しい!!フェア」が東京・新宿高島屋で開催されています(6月8日まで)。小学館と各大学の教員で組織する実行委員会が主催し、今年で3回目だそうですが、こういうイベントならぜひ行ってみたいと思いました。
そもそも、このイベントは、小学館の社員のある思いから始まったと言います。「「食」というテーマは理系の農学部などで、安全面や機能性が . . . 本文を読む
世の中、どんどん便利になっていて、分からないことがあっても分からないままにしておくことが滅多になくなりましたね。「ど忘れ」についてもそうです。年を取ると、本当に「ど忘れ」していることが多くて、困ったものなのですが、そんな時でも、たいていは携帯電話やパソコンが手許にあれば、解決しちゃいます。(現に今も、「ど忘れ」の「ど」って何だろう?と思ってささっとググってみたら、たちどころに答が出て来ました。「ど . . . 本文を読む
教科「社会科」は、中学校と小学校では残っていますが、高校では今はありません。1994年から、なぜか「地理歴史科」と「公民科」に分けられてしまいました。
「社会科」が教科の一つとして取り入れられたのは、戦後のことです。昭和22年版の「学習指導要領社会科編」では、次のように述べられています。(『日本の戦後教育とデューイ』、藤井千春「第3章 第2節 問題解決学習」より)
社会科の任務は、青少年に社 . . . 本文を読む