カクレマショウ

やっぴBLOG

地域ねぶた出陣

2007-07-29 | └社会教育
8月2日から始まる青森ねぶた祭りに先駆け、地域のねぶたが昨日今日の2日間出陣しました。 子どもたちを先頭に狭い小路を練り歩く。家の前で待っていてくれる地域の人たち。その前で見得を切るねぶた。あちこちで拍手喝采が聞こえます。みんな暖かい目で見てくれます。 これがほんとのねぶた祭りなのかもしれないといつも思う。2日は合同運行で、多くの観光客の前に出陣しますが、その時はねぶたも「よそゆきの顔」になる . . . 本文を読む

「旅順博物館展 西域仏教文化の精華」─大谷探検隊を知ろう

2007-07-28 | ■世界史
青森県立美術館の特別展に行ってきました。 まずは、何で青森で「旅順」の博物館のコレクションを?というところから…。 「旅順」といえば、「世界史的」には、日露戦争(1904-05年)を思い出してほしいところです。中国・遼東半島の先端に位置するこの町を、日本はポーツマス条約(1905年)でロシアから譲り受けることになりました。もともと、旅順は、日清戦争(1894-95年)の際に日本が占領し、戦後の . . . 本文を読む

私の好きなアルバム#17 ボブ・ディラン「マイ・ベスト」(その1)─ライク・ア・ローリング・ストーン

2007-07-27 | ■私の好きな歌
今回は、正確には「アルバム」ではなくて、自分自身で編集した「マイ・ベスト」です。ただし、ベースのベスト・アルバムはあって、1976年にCBS/SONYがリリースした「グランプリ20シリーズ」の中の「ボブ・ディラン」がそれです。 そのLPレコードを、私は中学生の時に買いました。吉田拓郎からの流れ(当時としてはごく真っ当なルート)で聴き始めたボブ・ディラン。友だちがオリジナル・アルバムをダビングした . . . 本文を読む

「割り箸」を考える(1)─中国産の輸入割り箸

2007-07-26 | ■環境/科学
居酒屋チェーンの「和民」は、この7月から使い捨て割り箸を廃止して、プラスチック製の箸に切り替えているそうです。飲み屋のつまみはやっぱ割り箸だろう!と強く思っている私にとっては、やれやれ、という感じです。「和民」には行くことがないのでどうでもいいんですけど。これがよく行くラーメン屋とかそば屋だったら、絶対許せないところです。そばをプラスチックの箸で食べさせるなんて、たいがいにしろ、てなもんです。 . . . 本文を読む

ネット選挙のルールは必要。

2007-07-25 | ■社会/政治
公職選挙法では「ネット選挙」がいまだに認められていない、と昨日書きましたが、「ネット選挙」は事実上行われているようです。 昨日の日経ビジネスオンラインによれば、「公選法、ネットでなし崩し」というタイトルで、今回の参院選では、各党が12日の公示後も、党のウェブサイトで継続的に党トップらの街頭演説内容や活動記録を発信し続けているのだそうです。公職選挙法では、配布できる「文書図画」はビラやはがきに限定 . . . 本文を読む

「連呼」はなくならず、「ネット」は使えず。

2007-07-24 | ■社会/政治
参院選も投票日まで残すところ数日となりました。街頭を走る選挙カーのまき散らす「騒音」からもようやく解放されます。 選挙カーでの「連呼」について、今年の4月にYahoo!がネット意識調査をしています。それによれば、「選挙カーでの名前連呼は効果があると思う?」との問いに、73%(15270票)が「逆効果」と答えています。うなずける数字です。「うるさい日本」には慣れっこの日本人でも、選挙カーの連呼には . . . 本文を読む

「ファッション甲子園」とキャリア教育

2007-07-23 | ■社会/政治
いつも思うことですが、ファッションショーでモデルが着ている服って、ふだん、日常的にはとても着られないような服ですよね。「先進的」ととらえるにしても、じゃ数年後にああいう服が流行するかというとそうも考えられないし、ファッションデザイナーっていったいどういう了見でああいう服をデザインするのか私にはわかりません。「芸術」ととらえればいいのでしょうか。しかもきわめて非日常的な。それなら少しわかります。 . . . 本文を読む

「刑事ジョン・ブック 目撃者」─なんて"plain"な映画。

2007-07-22 | ■映画
1985年製作、ピーター・ウィアー監督、主演ハリソン・フォード&ケリ-・マクギリス。最初にこの映画を見たのはいつだったろう? 大好きな映画の一つです。 私たちには決してなじみ深いとは言えない、「アーミッシュ」という、現代文明に背を向けたキリスト教プロテスタントの一派の生活が映画のメイン舞台となっています。ヒロインのレイチェルがよく口にする"plain"という言葉が、とても印象深い。プレーン・オム . . . 本文を読む

ねぶた、出陣準備OK。

2007-07-21 | └社会教育
今日は地域ねぶたの台上げの日。完成したねぶたを運行用の台車にセットします。照明の電力源となる発電機も組み込んで、点灯もチェック。 安全祈願祭もおごそかに執り行われ、囃子の披露もあり、大人たちは酒を酌み交わし、来週の出陣を待ちます。   . . . 本文を読む

田舎館村「田んぼアート」がすごい。

2007-07-20 | ■美術/博物
青森県田舎館(いなかだて)村の「田んぼアート」が、見ごろを迎えています。 「田んぼアート」とは、田んぼをキャンバスに見立て、「黄稲」、「紫稲」、「つがるロマン」の色の異なる3種類の苗と、紅染(べにぞめ)と紅都(べにみやこ)とういう赤米の品種の4色を用いて図柄を描くというもの。その着想の面白さ、スケールの大きさが注目を浴びています。 堂々と「いなか」と名乗る(!)田舎館村は、津軽平野の南部に位置 . . . 本文を読む

「共産党」から脱却したら?

2007-07-19 | ■社会/政治
日本共産党の宮本顕治氏が亡くなりました。98歳の大往生だったとのことです。 ロシア革命(1917年)や日本共産党の結成(1922(大正11)年)よりも早く、1908年に生まれ、共産党がまだ非合法だった戦前に入党し、戦時中はほとんどを獄中で過ごし、そして合法となった戦後、共産党の大きな方向転換の立役者となった宮本氏の死は、一つの時代に終止符を打つものであることは間違いありません。 戦後の方向転換 . . . 本文を読む

持ち味を生かした教育

2007-07-18 | ■教育
国土交通省が全国各地で整備を進めている親水公園「水辺の楽校(がっこう)」。その名のとおり、河川周辺の豊かな自然を利用した体験学習の場です。先日も、弘前市の岩木川河川敷に整備された「茜の夕陽・水辺の学校」がオープンしました。記念イベントとして、ヤマメの放流などが行われ、大盛況だったようです。 先日のとある会議で、子どもたちの自然体験活動を支援しているNPO法人の方が、「ヤマメの放流するだけじゃ何も . . . 本文を読む

「余計なお節介」が社会をつなぐ。

2007-07-17 | ■つながり・コミュニケーション
「コーディネート機能」が求められる場面が、最近増えています。目に見えるようなはっきりとした利害対立まではいかなくても、間に入る人がいれば物事がもっとうまく進むのにという場面を目にすることが多くなったような気がしませんか。 たとえば、この前書いた「モンスター・ペアレント」と学校の先生の関係にしても、「モンスターの暴走」を諫め、また学校にももっと情報公開を求めるような立場の人がいれば、学校が裁判の舞 . . . 本文を読む

「ママの遺したラブソング」 ─というよりボビー・ロングの生き方物語

2007-07-16 | ■映画
ジョン・トラヴォルタといえば、私たちの世代にとっては「サタデー・ナイト・フィーバー」。ぴっちりした白いパンタロン・スーツでポーズを決める姿は、ぬぐい去りたくても(?)決してぬぐい去れない記憶として脳裏に刻み込まれているのです。それから、「パルプ・フィクション」の哲学を語るスナイパー役も印象深い。あっけなく殺されてしまいますけどね。 彼は1954年生まれなので、「サタデー・ナイト・フィーバー」が2 . . . 本文を読む

「出世」だけに生きる?

2007-07-15 | ■教育
2007年7月10日付け朝日新聞の「私の視点」。「教育改革 教員人事のあり方を見直せ」という投稿がありました。千葉県のある市の民政児童委員という肩書きの方ですが、元中学校の教員だった方のようです。 教育改革は、まず教員の人事異動のあり方の検討から始めるべきという主張ですが、読んでみて、そうとも言えるけど、そうとは限らない、というのが私の感想です。 投稿者が改善を求めるのは、 1 教員の行政職 . . . 本文を読む