カクレマショウ

やっぴBLOG

「間宮兄弟」─原作がいい。もちろん映画も。

2007-12-24 | ■映画
2006年/日本/119分 監督・脚本:森田芳光 原作:江國香織 『間宮兄弟』(小学館刊) 出演:佐々木蔵之介/間宮明信(兄) 塚地武雅/間宮徹信(弟) 常盤貴子/葛原依子 沢尻エリカ/本間直美 北川景子/本間夕美 戸田菜穂/大垣さおり 高嶋政宏/大垣賢太 中島みゆき/間宮順子 劇場公開を見逃していて、レンタルDVDで見ました。いきなり、森田芳光監督作品の「の・ようなもの」のDVD紹介が . . . 本文を読む

漫才の楽しさ

2007-12-23 | ■その他
M-1グランプリ。久しぶりに、「漫才」の面白さを満喫しました。最近のお笑いは、ピンで芸能界ネタとか「変な人」ネタみたいなのばっかりで辟易していたのですが、今回、ハイレベルの漫才を見て、やっぱりお笑いの基本は漫才なんだろうなとつくづく感じました。 「漫才」というのは、もともと「万歳」で、一万歳つまり永久に栄えますようにという願いを込めた祝言がその起源なのだそうです。今のような寄席演芸としての「漫才 . . . 本文を読む

「スピーチ学」と聴く力

2007-12-20 | ■つながり・コミュニケーション
2007年12月19日付け朝日新聞の「私の視点」で、南山短大教授で日本コミュニケーション学会会長の近江誠氏が、「スピーチ学」を採り入れよ、という主張をされています。 近江氏は、英語スピーチコンテストでの審査員の経験から、日本の学校で「スピーチ」が採り入れられてこなかったことを憂う。これは何も「英語」によるスピーチに限らず、日本語でさえ人前でまとまった話ができない子どもたちが、確かに増えているよう . . . 本文を読む

ある日、カマキリがカマをもたげて…。

2007-12-19 | ■環境/科学
2007年12月9日付け東奥日報に、カマキリには積雪量の予知能力があり、高い所に産卵すれば大雪になる、という俗説は誤りであるという記事が載っていました。弘前大学の安藤名誉教授が検証したとのこと。 カマキリにそんな「予知能力」があったなんてそもそも知らなかったのですが、記事によれば、新潟県の民間研究者がカマキリの産卵位置のデータを収集した結果、俗説が本当であることを突き止め、4年ほど前に本にも書い . . . 本文を読む

“かちゃくちゃない”ABC

2007-12-18 | ■その他
ロシア語を習い始めました。 思えば、英語と大学でやったドイツ語を別にすれば、大人になってからとりあえず「習った」ことがある外国語としては、中国語、韓国語に続いて3つ目。もちろん、中国語も韓国語もぺらぺら…なわけはない。話せるようになればもちろん楽しいし、学ぶ目的には違いないのですが、中国や韓国に行く予定があるわけでもないのにそれぞれ半年ばかり習ったのは、言語を通して、その国のことを知りたいという . . . 本文を読む

塾の役割、教師の「総合力」。

2007-12-16 | ■教育
昨日の記事に、以下のようないいコメントをいただいたので、この場を借りて、お返事を。3点ほどにまとめました。 塾の教師 (やっぴファン) 学校の教師と、塾の教師は、役目が違うように思います。 もし、人間的には問題があるが、勉強の教え方だけは職人的に上手な人がいたとしたら、その人は塾の教師になればよいと思います。 学校の教師は、総合力が必要だと思うのです。 とっても勉強したいと思っているが、残念な . . . 本文を読む

ふぅ~ん。あの和田中でねえ…。

2007-12-15 | ■教育
ちょっと前になりますが、2007年12月9日付け朝日新聞の1面に、でかでかと載っていた「夜の公立中 塾が受験講座」の見出し。なにごとかと思って読めば、例の東京都杉並区立和田中学校で、来年1月から夜間の教室を使って大手進学塾の指導を格安で受けられるようになるのだという。名づけて「夜スペ」。察するに、「夜のスペシャル授業」の略か? うん、いかにも藤原和博校長らしいネーミング。 ただ、「夜スペ」の目的 . . . 本文を読む

子どもの発想、大人の発想─荒井良二さんの絵本

2007-12-13 | ■美術/博物
『きっとみずのそば』 (文化出版局、1999年)という絵本があります。作:石津ちひろ、絵:荒井良二。 ある日、「ぼく」が飼っている鳥のワゾーが行方不明になる。「ぼく」はパパといっしょにワゾー捜しの旅に出る。手がかりは、「きっとみずのそば」という手紙。ふたりは、「みずのそば」を求めて、アマゾン、北極、アフリカ、インドと世界をめぐる。そして、ワゾーがいた場所は…。 石津ちひろ氏お得意の言葉遊び的な . . . 本文を読む

手づくりロボット(後編)

2007-12-12 | ■つくってみた
昨日のロボ・ガレージ代表高橋智隆さんのつくる洗練されたロボットと、対極に位置するのが、これ。 「これ」と言いましたが、このロボットの名前は「コレジャナイロボ」って言うんです。 『PLUTO』第4巻の巻末で、西原理恵子氏が「浦沢さんとわたし」と題した漫画に登場するロボットです。浦沢氏のロボットの描き方がへたくそだと言って、このロボットをプレゼントしたみたい…。これが実は市販されているものだとは知 . . . 本文を読む

手づくりロボット(前編)

2007-12-11 | ■つくってみた
2007年12月8日付け朝日新聞土曜版の「フロントランナー」は、ロボ・ガレージ代表高橋智隆さん。今をときめくロボットクリエイターです。この人の作るロボットは、今までと明らかに違う。柔らかな曲線とアニメチックな顔。動きはごくなめらかで人間っぽい。 初めて高橋さんの作るロボットを見たとき、なんとなくアトムが思い浮かびました。作品の一つ、「ネオン」なんかはさまに「ウラン」ちゃんです。記事を読むと、やっ . . . 本文を読む

こんな単位制高校なら。

2007-12-10 | ■教育
最近、青森県内でも「単位制」の高校が増えてきました。現在、県立高校14校が何らかの形で単位制を導入しています。単位制というのは、学年による教育課程の区分を設けず、決められた単位を修得すれば卒業が認められる制度。最初は定時制・通信制の高校でスタートし、1993年からは全日制の課程でも導入が始まっています。さらに、今では「進学型」の単位制高校も出現しています。 自由に好きな科目が選択できると言えば、 . . . 本文を読む

地方自治は住民の「自治意識」から。

2007-12-09 | └社会教育
総務省が、市町村の財政破綻を認定する際の基準を、新たに複数とすることとしたようです。今後は、「普通会計」だけでなく、特別会計や公営事業会計、さらに一部事務組合・広域連合や第三セクターまでを範囲とする4つのものさしで自治体の財政がチェックされることになります。 青森県内の市町村でも、いくつかが「黄信号」が灯ることになりそうですが、やはり、「合併」という選択肢を取らなかったところが多いようです。取ら . . . 本文を読む

「カッコーの巣の上で」─ジャック・ニコルソンに感服。

2007-12-08 | ■映画
ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST 1975年/米/129分 監督:ミロス・フォアマン 製作:ソウル・ゼインツ マイケル・ダグラス 原作:ケン・キージー 脚本:ローレンス・ホーベン ボー・ゴールドマン 出演:ジャック・ニコルソン/ランドル・パトリック・マクマーフィー ルイーズ・フレッチャー/ラチェット婦長 ウィル・サンプソン/チーフ・ブロムデン 「ク . . . 本文を読む

教員増?同質はいくら増えても同質なので。

2007-12-07 | ■教育
来年度の予算編成を前に、文部科学省と財務省が「教員増」をめぐってにらみ合いを続けています。 文部科学省は、学校が直面している様々な課題は、教員の多忙さにも一因があるとして、向こう3年間で2万1千人の教職員増加計画を打ち出しています。教育再生というなら、まずは先生の数を増やしてほしいという教員の共通の思いがその背景にあります。2007年12月3日付けの日経新聞によれば、一般を対象としたアンケートで . . . 本文を読む

体で覚えるだけでは通用しない仕事もある。

2007-12-06 | └キャリア教育
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」、今週の放送は「仕事は体で覚えるな~文化財修理技術者・鈴木裕」。 文化財の中でも、「和紙」に墨で書かれた古文書のたぐいを専門に扱う修復師。和紙ってそもそも保存には向かない。シワ、よじれ、破れ、虫食いによる穴…。それらを修復し、元の姿にするためには、「紙」の性質を知り尽くしていなければならないということなのですね。外科医が使う顕微鏡まで駆使して、何百年も前に . . . 本文を読む