今更ですが…。
2010年の直木賞受賞作、池井戸潤「下町ロケット」。絶対読みたいと思っていたのですが、今頃になってようやく読めました。で、期待通り超面白くって。これはまぎれもなく、大人の青春小説です。
東京・大田区の中小企業、佃製作所が開発したロケットエンジン。その性能の高さゆえに起こる、特許をめぐる大企業との確執、駆け引き、争いがメインストーリー。基本的に大企業が「悪」で、その横暴に立ち向か . . . 本文を読む
野口健さんの講演会に行ってきました。
彼のスポンサーでもあるコスモ石油が展開している「コスモ・アース・コンシャス・アクト」の一環として行われたものです。休憩なしで2時間40分。時折テレビのバラエティなんかで見るおちゃらけぶりも垣間見せながら、野口健さんの活動に対する真剣な思いが十分伝わってくる、いい講演会でした。
野口さんは、史上最年少で世界七大陸最高峰を制覇(当時)、エベレストには2回も . . . 本文を読む
青森県のいろいろな統計情報を集めた「ピカイチデータ」の2012年度版が出ました。
青森県が「全国1位」なものといえば、もちろん、農水産物が多いのは当然ですね。りんご、ながいも、にんにく、ごぼう、あんずの収穫量、ひらめ、わかさぎ、こい、しらうおの漁獲量などが全国1位となっています。ま、これは納得できます。家計のデータでも、1世帯当たりの魚介類購入金額やかれい、さけ、いか、ほたての購入数量も堂々の1 . . . 本文を読む
先日紹介した「眠らなくなった日本人」連載第1回で、興味深いグラフが掲載されていました。NHK放送文化研究所が1960年以降、5年ごとに実施している「国民生活時間調査」からのグラフ。横軸に1日の時間、縦軸に、その時間に「睡眠をとっている人の割合」を示しています。ここでは、NHKの調査のほか、1941年のデータも加えられています。
たとえば、「90%の人が睡眠中になる時間」を見てみると、1941年に . . . 本文を読む
あおもり県民カレッジ「国際交流講座─ベトナム」に参加し、このほど全6回の講座が終了しました。
ベトナム語の日常会話を中心に、ベトナムの地形、歴史、文化、食べ物など、これまで知らなかったベトナムの「顔」が少し見えてきたようで、とても楽しかったです。講師は青森中央学院大学の大学院に通う留学生のヴァンホン・クアンさん。ありがとうございました。
かつて世界史の教壇に立っていた頃、たとえば古代ギリシア史 . . . 本文を読む