カクレマショウ

やっぴBLOG

病が悪化する地球と私たちの「安全安心」

2007-01-31 | ■社会/政治
今日は朝から雨でした。1月下旬に青森で雨が降るなんて! 昨年の今頃は、積雪120cmを超えていたのに、今日の青森市の積雪はわずか20cm。真冬日(1日の最高気温が0℃以下の日)も、昨年同時期には21日だったのに、今年はまだ2日しかないのだそうです。こんなに過ごしやすい冬は初めてかもしれません。毎日の恒例行事である雪片づけをしなくてもいいとか、暖房代がかからないとか、楽といえばもちろん楽。しかし、こ . . . 本文を読む

「夢はかなうものだと知った」─DVD「はたらく心」を活用した授業。

2007-01-30 | └キャリア教育
青森県労政・能力開発課が作成したDVD「はたらく心」。5枚組で、「あおもり」をキーにした「100の仕事」の紹介DVDです。100の仕事それぞれ1人に焦点を当て、インタビューを交えて5分程度でまとめてあります。「子どもたちが、夢やチャレンジする心を養いながら、将来の自分の仕事について考えるきっかけをつかめる」ことを目的として作られ、県内すべての小・中・高等学校に配布されました。このDVDを学校で活用 . . . 本文を読む

「イグ・ノーベル賞」とドクター中松氏

2007-01-28 | ■環境/科学
松坂大輔投手が入団するレッド・ソックスの本拠地、ボストンは、米国で最も歴史の古い町の一つです。数年前の落ち葉の季節に一度訪れたことがありますが、ニューヨークなどと違ってとても落ち着いたたたずまいの町並みがとても印象に残っています。 ボストンは学問の都市でもあります。ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学など、米国の「頭脳」はこの町で育まれています。そのハーバード大学で、毎年10月に行われるのが . . . 本文を読む

「教育再生」はゆとり教育の否定から始まるのか?

2007-01-27 | ■教育
教育再生会議第一次報告「社会総がかりで教育再生を ~公教育再生への第一歩~」が1月24日付けで発表されました。 大人のやる気を見せよう、という問いかけには大賛成です。「社会総がかりで」というのは、学校あるいは学校の先生だけに子どもたちの教育を任せるのではなく、親も地域の人も企業も、すべての大人が子どもたちに関わっていこうということです。 そのために、地域のコーディネーターとなるべきなのが社会教 . . . 本文を読む

かでる・かだる

2007-01-26 | ■つながり・コミュニケーション
今日1月26日は、藤沢周平の命日、寒梅忌です。 ということを、地元紙の投稿欄で知りました。投稿者(女性)は、藤沢作品に出てくる「加担る」(かたる)という表現を知って「スッと合点がいった」のだそうです。八戸育ちの投稿者が子どもの頃から使ってきた「かだる」という言葉にはそんな意味があったのかと。 南部弁だけでなく、津軽弁にも「かでる」、「かだる」はあります。青森市男女共同参画プラザの名称は「カダー . . . 本文を読む

「ホテル・ルワンダ」その2─知らないという罪

2007-01-25 | └歴史映画
■内戦勃発、そして1994年。 独立後もフツvsツチの抗争は続きました。少数派のツチは、ブルンジやウガンダに逃げ込み、大量の難民を生みました。1973年、フツ族のハビャリマナ国防相が無血クーデタに成功、大統領に就任します。彼は一党独裁体制を敷き、ツチ族に対する圧政を行いました。これに対して、国外に亡命していたツチ族を中心として結成されたルワンダ愛国戦線(RPF)が、ウガンダからルワンダ国内に侵攻 . . . 本文を読む

「ホテル・ルワンダ」その1─フツとツチ

2007-01-24 | └歴史映画
■ルワンダとは? ルワンダ共和国Republic of Rwandaは、アフリカのほぼ中央部、西隣がコンゴ、北隣はウガンダと、民族対立やら内戦やらで長く紛争が続いた、きな臭い一帯のど真ん中に位置しています。ルワンダとは、「大きな国」という意味らしい。面積は北海道の約3分の1、人口は約900万人です。「ルムンバの叫び」という映画は、コンゴの内戦を描いたものですが、そちらでもルワンダの内戦のことが少 . . . 本文を読む

本当の「人材県」って?

2007-01-23 | ■青森県
地元紙に、青森県出身で、現在ある経済雑誌社に務める女性(1962年生まれ)による「青森再生への第一歩 教育振興 目指せ「人材県」」という意見が掲載されていました。 彼女は、就職してから米・スタンフォード大学に留学したそうで、スタンフォードが「地方」にあって、いかに優秀な人材を輩出してきたか、そして、スタンフォードのような世界に冠たる教育機関を青森につくろうという志はあるのかと問いかけます。いきな . . . 本文を読む

政治の妙な話。

2007-01-22 | ■社会/政治
昨日投票が行われた宮崎県知事選挙。当初、泡沫候補と見なされていたそのまんま東氏が大差で当選するとは誰が予想したことでしょう。妙といえば極めて妙な選挙結果でした。 談合という形で汚れた政治の世界を見せられた宮崎県民の多くが、旧来型の政治家に背を向けたということでしょうか。一番びっくりしたのは、選挙運動中、東氏が「タレント」であることを武器にしなかったということ。そんな「タレント候補」は日本の選挙史 . . . 本文を読む

納豆ダイエットに踊らされる。

2007-01-21 | ■テレビ/メディア
関西テレビの「発掘!あるある大事典Ⅱ」のデータねつ造。またかという感じですね。 「納豆がダイエットに効く」という放送で、スーパーの納豆コーナーを空っぽにするほど影響力のある番組です。それが、提供された情報やデータがそもそも嘘っぱちだったというのですから、開いた口がふさがりません。 もちろん、テレビの情報を丸ごと鵜呑みにする視聴者側に問題がないわけではありません。「すべての情報は“編集”されたも . . . 本文を読む

「ラッキーナンバー7」を見て昔の映画をつい思い出す。

2007-01-20 | ■映画
二転三転のストーリー、しかも最後のどんでん返しという宣伝惹句。聞いただけで、映画を見る前からわくわくどきどきです。しかし、コン・ムービーというのは、意表を突くストーリー展開はもちろん、「見終わった後の爽快感」が重要なポイントだと思うのですが、この映画にはちょっとそれがなかったかなーと思います。ま、題材が題材だけに、スカッとさわやかとはいかないのかもしれませんが。 冒頭は、なんとも謎めいたシーンか . . . 本文を読む

ビジネスを疑似体験

2007-01-17 | └キャリア教育
先週、仕事で「ビジネス体験プログラム 講師養成講座」を開催しました。 「ビジネス体験プログラム」というのは、東京・港区にある株式会社gusiness[ギジネス]という会社が開発した中・高校生向けのコンピュータ・ソフトです。文字通り、「ビジネス」をパソコン上で疑似体験できるプログラム。今回は、そのプログラムを授業で使用していくための、先生方を対象とした講座です。 2日間の講座を修了すると、そのソ . . . 本文を読む

祝!『ローマ人の物語』全15巻完結

2007-01-14 | ■世界史
世界史の教科書が、「読んでおもしろくない」のは当然です。そこに書かれているのは、無味乾燥な「歴史的事実」の連なりでしかなく、「教科書を書いた人」の歴史のとらえ方、描き方はまったく書かれていないからです。歴史のおもしろさは、「どう歴史をとらえるか」に尽きます。つまり、「描く人」によって、同じ事実、同じ人間でも、ずいぶんとらえ方が違ったりするところにこそ、歴史のおもしろさがある。 塩野七生氏の『ロー . . . 本文を読む

『ガルシアへの手紙』─誰もが「手紙を届ける人」になるべきなのか?

2007-01-13 | ■本
1521年、世界周航中のマゼランは、フィリピン東部の太平洋上に浮かぶ島に到達しました。1565年には、マゼランを航海に送り出したスペインがこの島の領有を宣言します。その島の名はグアム島。だけど、今はグアムって米国領ですよね。グアム島を米国がスペインから奪ったのが、1898年の米西戦争(アメリカ-スペイン戦争)という戦争です。この時、米国はグアム島のほかに、フィリピンやプエルトリコもスペインから獲得 . . . 本文を読む

『クライマーズ・ハイ』その2─下りるために登る。

2007-01-10 | ■本
安西耿一郎(きょういちろう)。 この物語のもう一人の主人公です。と言っても、その登場シーンのほとんどは病室で意識が戻らぬまま眠り続けている姿なのですが。 安西は、悠木に山登りの魅力を教えてくれた男。同じ新聞社に勤めていると言っても、販売局のたたき上げのため、仕事上はほとんど悠木との接点はありません。悠木は、部下の望月を死なせてしまった頃に安西と出会い、「行きがかり上、仕方なく参加した」妙義山の . . . 本文を読む