夏の田んぼのあぜ道を歩く。
一歩踏み出すたびに、草陰に隠れていたカエルが、あわててぴょんぴょん田んぼに飛び込んでいく。その動きは素早くてほとんど姿を見ることはできないけれど、飛び込むときの水音で、だいたいその大きさがわかる。
いつからそこに立っているのか、ケヤキの大木。
タバコ畑の向こうには大きな栗の木。
イスラエルを舞台とした「約束の旅路」(2005年、フランス)という映 . . . 本文を読む
しばらく前に、アマジロウ池にこれまで水槽で飼っていたフナ6匹、ドジョウ2匹を新たに池に放しました。フナたちも狭い水槽アパートで7年暮らして、ようやく一戸建てに移ったって感じ? ゆうゆうと泳いでいます。
で、秋になる前にもう少し住民を増やそうと思い、近くのため池に採集に出かけました。
底を網ですくうと、いろんな生き物が入ってきます。エビやトビケラなど小さな生き物がたくさん隠れているので、池の水が . . . 本文を読む
小さい頃からたき火が大好きでした。たき火においては、「マッチ1本でどれだけ火を熾(おこ)せるか」がとても重要だと思います。
枯れ木や落ち葉を集めて、小さな円錐状に組み上げ、焚き付けの新聞紙をくしゃくしゃに丸めて中に突っ込んでたき火の準備は完了です。焼肉用の炭を熾すわけじゃないので、着火剤などはもちろん使用不可。マッチ1本を取り出して、注意深く新聞紙に火を点けます。
新聞紙から木に火が移って、オ . . . 本文を読む
試行錯誤の末、アマじろうの新居がやっと完成しました。名付けてアマじろう・ドーム。
プランターに金網を張って、地面と同じ高さになるように埋めました。アリやクモなども自由に出入りできるため、アマじろうにとってはエサ取り放題。飼い主にとってはエサを与える手間が省けて一石二鳥。
写真ではわかりにくいのですが、ドームの左側にはオタマジャクシの水槽も埋めてあります。2世帯住宅なのです。もう手足が生えてきて . . . 本文を読む
良い作物づくりはまず「土」から…。というわけで、少しにわか勉強してみましたが、調べれば調べるほどいろんなことが書いてあって、結局、土づくりはむずかしい、という結論に達しました。
土の三相? pH調節? 団粒化? 苦土石灰? 肥あたり? ???
言葉の意味がまずわからない。農業って化学なんだなーと改めて思いました。
けれど、そんな「基礎」的な知識も大事ですが、もっと大切なのは実践と試行錯誤なん . . . 本文を読む
自宅の裏庭の猫の額ほどの畑。ようやく雪が消えたことだし、天気もいいので、耕しておくことにしました。
雪の重みで固くなった土をクワをふるって掘り起こす。もともと耕作には全く適さない赤土なのですが、去年黒土を少し入れたので、赤と黒のまだらの土の塊が顔をのぞかせます。雪の下で安眠をむさぼっていた?ミミズも突然揺り起こされてビックリしたことでしょう。石が出てくれば取り除きながら、3時間ほどの作業で汗びっ . . . 本文を読む
夕べ遅く。
高校時代の友人から電話がありました。Aが亡くなったと言うのです。
Aとは高校1年の時に同じクラスになり、2年の時は隣のクラス、3年になってまた同じクラスになりました。進んだ大学こそ違いましたが、シモキタのアパート「清高荘」で4年間を共に過ごした友だちです。社会人になってからも、電話をくれた友人と3人でつるんでよく遊んでいました。「ふぞろいの林檎たち」ごっこをしたり。
酒が大好きで . . . 本文を読む
日本で1年間に投函される葉書の総数は110億枚。そのうち、年賀葉書が34億枚(31%)を占めるのだそうです(平成15年度の数値、「情報通信白書」より)。葉書1枚50円だから、総額にして1,700億円! それが年末年始の約3週間ほどに集中して扱われるわけです。
34億枚の葉書を郵便局員だけですべてさばくことは不可能ですから、この時期には、仕分け、配達に大勢の高校生アルバイトが雇われます。全国でどの . . . 本文を読む
街では先日降った雪は跡形もなく消えてしまっていますが、山の方はもうすっかり冬景色になっているようです。動物たちもすでに冬眠に入っていることでしょう。
地球上に生息する約4000種の哺乳類の中で、200種を超える動物たちが冬眠をするのだそうです。日本では、ヤマネ、ツキノワグマ、ヒグマ、エゾシマリスといった動物が冬眠します。ただ、一口に冬眠といっても、虫やヘビ、カエルのような爬虫類や両生類たちの冬眠 . . . 本文を読む
今日は天気がいいので、水槽の外でひなたぼっこさせてもらいました。
僕は体長2cmだけど、アリとかクモが大好きなんだ。小さいけど自分では立派なハンターだと思ってる。狙った獲物は決して逃がさない。
だけど自分と同じくらい大きなアリは苦手。この前、食いつこうとしたら逆にくちびるをいやというほど噛まれちゃった。ちょっと自信なくしたけど、もっと大きくなったらきっと大丈夫。
あー、おなかすいた! . . . 本文を読む
朝目覚めたらテントの中でした。
夕べ、あるキャンプにつき合って、テントに泊まりました。キャンプファイヤーの火を見つめすぎて?頭がボーッとしてしまい、昼間からアルコールが入っていたこともあってそのままバタンキューでテントに潜り込んだのでした。焚き火はいくら見ていても飽きることがありません。
夜中じゅう強風に吹きつけられ、テントごと飛んでいってしまうかと思いました。実際、半壊したテントもあったよう . . . 本文を読む
今年もやってきました「ほたるまつり」の季節。昨年に比べるとやや天候不順でホタルの生息数も心配されましたが、それでもちゃんと飛んでくれました。光ってくれていました。
私はといえば、ひたすら焼きそばづくりに精を出す。何の変哲もない焼きそばですが、ほたるまつりでしか味わえない「ホタル焼きそば」。
今年も思いがけない人が来てくれたり、教え子たちが連れ立って来てくれたり、懐かしい人に偶然出会ったり、うれ . . . 本文を読む
高校時代。
徹夜明けに窓を開けたら、朝焼けの中、とても気持ちのいい風がそよそよと吹いてきて。その時ふとノートの片隅にメモした言葉。あれは確か、初夏の頃でした。
雪がひゅうひゅう降る夜に、なぜか思い出しました。
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