今日はハロウィーンです。
“HALLOWEEN”の語源は、“Hallow”(「神聖な」)+“evening”。つまり、クリスマスイブと同じで、聖なる日の前夜祭ということです。聖なる日とは、11月1日の万聖節(“All Saints' Day”)で、あらゆる聖人を記念する日です。
ところで、古代ケルト人の暦では、10月31日が大晦日で、その夜には死者の霊が家に帰ってくると言われていました。と同時 . . . 本文を読む
テレビで「スターウォーズ特別編(デジタルリマスター版)」を放映していました。
1977年に公開された最初の「スターウォーズ」に未公開シーンを加えて「特別編」、さらに最新のデジタル技術で高画質化して「デジタルリマスター版」というわけです。
「スターウォーズ」シリーズは、時系列でのストーリー展開と、映画の公開順が前後しているため、素人にはよくわからなくなってしまいますが、
公開順で並べてみると、
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昭和30年代後半生まれの人なら、必ず1枚はあるでしょう。そう、「シェー!!」ポーズの写真です!
「シェー!!」の元祖であるイヤミは、「おそ松くん」のサブキャラです。「おそ松くん」とは(ちなみに「おそまつくん」と入力すると一発で「おそ松くん」が出てくるが、「おそまつ」だと「お粗末」になってしまうのですな)、おそ松、チョロ松、カラ松、トド松、一松、十四松の6つ子の兄弟が繰り広げるドタバタ物語ですが、 . . . 本文を読む
県南の八戸まで出張でした。
途中、みちのく有料道路といって、山あいを走る近道を通るのですが、ここの紅葉がとてもきれいでした。標高でいうと、100mから200mくらいでしょうか。八甲田は2~3日前からすでに雪化粧を始めましたが、紅葉は確実に里に降りてきています。
もうすぐ、それを追うように里にも雪がやってきます。 . . . 本文を読む
金沢に出かけてきました。
1泊とはいえ、用事を済ませただけのほとんどとんぼ返りの旅でしたが、地元の方に連れて行っていただいた片町の料亭「起舟」でおいしい料理をいただくことができました。
特に、「ノドグロ」(アカムツ)という魚に再会できたことが何よりうれしかった。ノドグロは、数年前に新潟で初めて食べてその美味が忘れられなかった、私にとっては伝説的な魚です。それを金沢でいただくことができるとは!全 . . . 本文を読む
ま、どちらかというと、パリーグの西武を応援していたのですが、ペナントレース2位のチームが日本一になるという史上初めてのシーズンとなりました。
それにしてもこのシリーズ、試合時間が長かったと思いませんか。振り返ってみると、
第1戦 西武 2- 0中日 3時間50分(中断49分含む)
第2戦 中日11- 6西武 3時間51分
第3戦 西武10- 8中日 4時間0分
第4戦 中日 8- 2 . . . 本文を読む
昨日書いた『華氏451度』で、モンターグを助ける元大学教授フェイバーがこんなことを言っています。
─書物とは、忘れ去ってしまうには惜しい事物を保存しておくための道具で、書物自体には、なんら魔術的なものは存在しておらん。魔術的なものがあるのは、書物が語っておるその内容です─
ところが、書物自体に「魔術的なもの」を見いだしてしまった人たちを描いたミステリーがあります。ジョン・ダニングの『死の蔵書』 . . . 本文を読む
「華氏911」ではありません。
レイ・ブラッドベリの『華氏四五一度』。ハヤカワ文庫の帯には、「マイケル・ムーア監督は、本書に敬意を表して「華氏911」をつくった」とあります。ところが、ブラッドベリ氏がマイケル・ムーア氏を非難しているとも伝えられており、タイトルに関しては、マイケル・ムーア監督の一方的な片思いのようです。それにしても、御年83歳ブラッドベリ氏の怒りようはすさまじいらしく、単にタイト . . . 本文を読む
「もしもし、あなた方はそこで何をしてるのですか。」
「ポプラの木を見張ってるんじゃ。」
「と、おっしゃいますと…?」
「この前の台風18号でポプラが倒れたじゃろう。あんなことが二度とないように見張ってるんじゃ。」
「それはお役目ごくろうさまです。ところで、参考までにうかがいますが、もし倒れそうになったらどうするので。」
「二人で支えるんじゃ!」
「なるほど。それはそうと、あそこの倒木に座って腕組み . . . 本文を読む
世界史の教科書には決して書いてありませんが、世界史を学ぶ上での「暗黙の了解」というのがいくつかあって、その一つに「王国」と「帝国」の違いというのがあります。
つまり、「王国」というのは一つの民族が一人の君主のもとに建てた国のことをいい、「帝国」は、民族を超えて広大な領域を支配した国、つまり多民族からなる国を指す、というものです。
それぞれの支配者(君主)をそれぞれ「国王」、「皇帝」と呼びます(と . . . 本文を読む
昨日の続きになりますが、社会文化アニマシオンに注目したのはフランスだけではありません。スペインでも1975年にフランコ独裁政権が幕を降ろし、社会労働党が政権を握ると、急速にアニマシオンが普及していきました(スペイン語では、アニマトゥールをアニマドールと呼びます)。
スペインのアニマシオンの中で特に注目されたのが、「読書へのアニマシオン」の取組みです。青少年雑誌の編集長、モンセラット・サルトは、1 . . . 本文を読む
「アニメーター」というと、通常は「アニメを作る人」。しかし、「生気を支えるもの」というもう一つの意味があります。英語の“animator”は、ラテン語の“anima”(魂、生命)に由来する言葉で、どちらにしても、命を吹き込むものという意味が込められています。アニメも、静止している絵に「命」を吹き込んで動いているように見せるわけですから。「アニミズム」(自然界のあらゆるものに霊魂が宿っているとする考 . . . 本文を読む
柄刀一の『ifの迷宮』。タイトルと、宮部みゆきの解説に惹かれて買ったものの、3頁目くらいから「あれ?」という感じ。文章が全然ついていけない。文体が、というより、すんなりと読み進むことができない表現が多い。どうにも気になって突っかかってしまう。違和感。
それでも、近未来の遺伝子医療とくに障害の有無に関わる出生前診断の話などに興味をそそられる形で何とか読み進めていましたが、遺伝子医療の最先端をいく同 . . . 本文を読む
TRICK劇場版をテレビでやっていました。
「TRICK」シリーズは、人によってけっこう好き嫌いがあるようですが、私はハマッてしまった方です。様々な意表をつくトリック、馬鹿馬鹿しいセリフのやりとり、それからなんと言っても画面のあちこちに見られる小ネタ。つくづく、楽しみ方が多様なドラマだと思います。
基本的に、超常現象を科学的に解き明かす、というのが根底のテーマなのでしょうが、仲間由紀恵演ずる山 . . . 本文を読む
「いらっしゃいませ。ようこそ山椒ホテルへ」
「なかなか風情のあるホテルじゃないか」
「そうね。従業員の対応もさわやかだし」
「あ、また新しい客が来たみたいだな」
「やれやれ、かわいそうに…」
「山椒は小粒でピリリと辛い、か…」
「ウヒヒヒ。またおいしそうな客が来たわね…ウヒヒヒ…」
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