ジョン・キャメロン・ミッチェル監督・脚本・主演。2001年公開ですが、映画館で見ようと思っていながら見逃してしまった映画です。
ベルリンの壁が作られた1961年に東ベルリンに生まれたヘドウィグは、その美しさゆえにある米兵に愛され、性転換手術を受けて米国に移住するものの、米兵に捨てられてしまう。ヘドウィグは、ロックバンド「アングリー・インチ」を率いて全国行脚のツアーに出る。ツアーといっても、彼らの . . . 本文を読む
ガストン・ルルーの『オペラ座の怪人』(三輪秀彦訳、創元推理文庫)とスーザン・ケイの『ファントム』を続けて読みました。
『オペラ座の怪人』は、いくつか翻訳がありますが、その中でも三輪訳はもっとも古典風で荘厳な訳ではないでしょうか。そのせいもあり、読みにくい、という点は否定できません。たとえば、怪人(エリック)が住む地下室の様子など、なかなか具体的にイメージできないのにはまいりました。
「オペラ座 . . . 本文を読む
第二部 コゼット
第二編 軍艦オリオン(岩波文庫第2巻p.13~p.34)
ジャン・ヴァルジャンが再び囚われの身となったのは、1823年のことです。ここで歴史のおさらいを…。
フランス革命からナポレオンの帝政まで、革命の嵐が吹き去ったあとのヨーロッパでは、いわゆる「ウィーン体制」が敷かれ、反動主義がとられました。つまり、革命なんて「なかったこと」にしようということであり、自由とか平等とかそんな . . . 本文を読む
現段階でのパ・リーグの首位、千葉ロッテマリーンズがセ・リーグの最下位ジャイアンツを3タテし、貯金も22となりました。
ロッテは、現在のパ・リーグの中で、チーム名につく「親会社」がもっとも長く続いている球団です(ちなみに昨年までは「近鉄」が最古でした…)。球団設立は1969年。当時は「ロッテオリオンズ」という名前でした。1992年に本拠地を川崎球場から千葉・幕張のマリーンスタジアムに移し、「千葉ロ . . . 本文を読む
野田奈央子。いいですねー。いえ、ドラマ「anego」の話です。まっすぐで暖かくて気持ちいい。実際にも「あんなふうな人」はいるのかもしれませんが、たいていの場合そういう人は「いやみっぽく」見られるのが現実で。決していやみっぽくない素敵な「野田奈央子」が見られるのは、多分に、演じている篠原涼子の魅力によるところが大きいのです。
ドラマとしては別にどうってことのないドラマですが、野田奈央子に会いたくて . . . 本文を読む
ゴスペルグループThe ARC Gospel ChoirのCD“Thank You Lord”を聴きました。
ゴスペルとは、一般には、主に黒人教会でChoir(クワイア=聖歌隊)によって歌われる音楽ととらえられています。その歴史は17世紀までさかのぼることができます。当時、アフリカ大陸から奴隷として新大陸アメリカに買われてきた黒人たちは、悲惨な奴隷生活の中で、神の救いを求めてキリスト教を信仰する . . . 本文を読む
第二部 コゼット
第一編 ワーテルロー(岩波文庫第1巻p.519~p.608)
第二部の初っぱな。本筋から少し離れ、ユゴーはワーテルローの戦いの戦況をことこまかに説明します。
ちなみに、ワーテルローの戦いとは、1815年6月18日、現在のベルギーの小集落、ワーテルローで行われた、イギリス・プロイセン・オランダ連合軍とナポレオン軍との決戦です。連合軍を率いるのはイギリス軍司令官ウェリントン。ナポ . . . 本文を読む
世の中にはいろいろな活動をしているいろいろな団体やグループがありますが、おしなべて言えば、「リーダー」の在り方が活動の活発・不活発を左右するようです。
ただ、リーダーだけに責任があるわけではありません。活発な団体は、リーダー以外のメンバー一人一人がいきいきしています。「キーパーソン」という言葉がありますが、何もリーダーだけがキーパーソンなわけではなく、すべてのメンバーがそれぞれに自分がキーパーソ . . . 本文を読む
SONYのネットウォークマンを買いました。
1ギガもの容量があるので手当たり次第に入れていたら、あっという間に満杯になってしまいました。それにしても、こんなに小さな体に何百もの曲が詰め込まれているかと思うと恐ろしくさえなります。
ふとしたときに、ある曲のフレーズが浮かんできて、どうしてもその曲が聴きたくなる時ってありませんか。頭の中でメロディがぐるぐる回ってるのに、手元にはもちろんCDがない。 . . . 本文を読む
昨日、かつての教え子たちと飲み会がありました。去年10月の仲間の結婚式以来の集まりでした。28~29歳くらいの年代で、ほとんどが独身。みんな基本的には高校生の頃と変わっていないのだけれど、それぞれに自分の道をしっかり歩んでいて、もちろんちゃんと大人になっていて、それなりの会話ができるのがとてもうれしいですね。
そのうちの一人から自分のHPのアドレスを知らせるメールが来て、さっそくのぞいてみました . . . 本文を読む
第一部 ファンティーヌ
第八編 反撃(岩波文庫第1巻p.482~p.515)
青森の桜もようやく満開になりました。今日は天気も良く、桜の名所はどこも大変な人出だったようです。市内の海沿いにある公園に出かけてきましたが、ピンク色の花房がこれでもかというくらい咲き誇っていました。さて、『レ・ミゼラブル』はようやく第一部の終幕を迎えます。
アラスの法廷で衝撃の告白をしたジャン・ヴァルジャンは、そのま . . . 本文を読む
JR西日本の列車事故に続いて、今日は静岡県警のヘリコプターが墜落して5人が死亡するという痛ましい事故が起きました。これらの事故に関するテレビ報道をつらつら見ていて感じたこと…。
うろ覚えで申し訳ありませんが、地元の青森放送は、何年か前に「被害者や遺族にはマイクを向けない」ことを社内で取り決めたと聞いたことがあります。全国的にはそれがどの程度広がっているかはわかりませんが、列車事故の報道を見る限り . . . 本文を読む
日本の初等中等教育では、中学校から高校まで足かけ9年間もの間「英語」という教科があり、英語の読み書きは一通りできるようになる…ことになっています。ところが、日本人には英語の文法がそもそも合わないのか、これほど「英語」の授業を受けてきた人でも、まともに英語の読み書きができる人はそれほど多くはないようです(かくいう私ももちろんそのひとり)。
ということで、日本の英語教育はなっとらん、役にたたない読み . . . 本文を読む
八戸に来ています。高校時代からの友人とピーマンで待ち合わせです。
ピーマンは高校時代に通っていた喫茶店。おとなになってからはたまにしか行けなくなりましたが、マスターはずっと変わらないのです。いつものように迎えてくれていつものように送り出してくれます。
いつでもあの頃に戻れる店があるって幸せなことだなーと思います。
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