栃木県教育委員会生涯学習課が作成・発行した「とちぎの高校生─じぶん未来学」という冊子が届きました。やがて親になる世代である高校生が、親や家族の役割を考えたり、地域の人々とのかかわりを通して学んだりすることを通して、地域を支え守る気持ちや定住意識を培うためのプログラム集です。
自分を考える、親を考える、子どもを考える、家族を考える、地域を考える、社会を考えるという6項目それぞれに2つずつテーマを設 . . . 本文を読む
平成24年に「消費者教育の推進に係る法律」が制定されて以来、文部科学省でも「消費者教育」に熱心に取り組むようになっています。このほど「消費者教育のヒント&事例集─いつでも どこでも だれでもできる!」という小冊子が発行されました。
“わたしたちは、生涯を通じて「消費者」である”という基本に立ち、学校や社会教育の場で「消費者教育」をどう進めていったらいいのか、分かりやすく説 . . . 本文を読む
青森県内でも、子育てや親育ちに対する「思い」を持った方が中心となって団体をつくり、フォロワーを巻き込みながら、予算的には決して潤沢ではなかったり、活動場所の確保に苦労しながらも、地域の家庭教育・子育て支援に一生懸命取り組んでいる方がたくさんいます。自分はもう子育ての「当事者」ではなくなっても、若い親の皆さんのためになるなら…という思いには、常々敬服です。
ところで、「保育園落ちた日 . . . 本文を読む
中学校のおやじの会が中心となって企画・開催した「冬の防災キャンプ」。参加した子どもたちや町会の皆さんのアンケート結果を見ると、ほとんど100%が「とても楽しかった」と答えていただいています。全員が書いてくれた自由記述を読んでも、
・冬ならではの防寒対策を学べてよかった。・今日学んだ新聞紙スリッパやキッチンペーパーマスクの作り方を家族に教えてあげたい。・ロープワークを家で練習したい。・2つの競争( . . . 本文を読む
西中冬の防災キャンプ、無事終わりました。おかげさまで、中学生の皆さんに楽しく参加をしてもらえたようです。
初めての試みでもあり、反省点はたくさんありますが、冬の防災への意識という点では、半歩くらいは前に進んだかな?という手応え感じました。これまで、打合せの時から何度も耳にした「何事も体験だから!」という言葉を改めて実感しました。
今回ご協力いただいた、県防災士会、PTA、学校、各 . . . 本文を読む
「日本遺産」といっても、単に、世界遺産の日本版ということではないようですね。
文化庁のパンフレットを見ると、「地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)として認定し、ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形・無形の様々な文化財群を総合的に活用する取組を支援します。」とあります。「ストーリー」というのは、国宝や文化財、史跡・名勝など . . . 本文を読む
東京・上野の森の片隅に、国立教育政策研究所社会教育実践研究センターがあります。もともと、図書館職員養成所があった場所に「国立社会教育研修所」として誕生したのが昭和40年7月1日。名称や組織は変われども、今でも、数多くの研修と先端の実践研究の中心をなす全国の社会教育のメッカです。その「国社研」が今年創立50周年を迎えました。
私が社研に勤務させていただいたのは今から10数年前のことですが、鬼のよう . . . 本文を読む
「葉っぱビジネス」で知られる徳島県上勝町。事業を展開する株式会社いろどりの社長、横石知二さんが、昨年度の全国社会教育研究大会徳島大会で行った講演の記録を読むことができました。
「葉っぱビジネス」とは、「“つまもの”、つまり日本料理を美しく彩る季節の葉や花、山菜などを、栽培・出荷・販売する農業ビジネス」(株式会社いろどりのWebサイトより)。高齢者がパソコンを駆使して全国の . . . 本文を読む
先日、ある町の職員の方が相談に来られました。このたび社会教育計画を策定したので、それに基づいて社会教育関係の事業を根本的に見直したいとのこと。相談と言っても、もう既に彼なりのビジョンや実行するための方法・手段はちゃんと考えられていたので、アドバイスなどすることはほとんどありませんでしたが…。
社会教育主事として、彼は、「住民主体の地域づくり」を実現したいという熱い思いを持っています . . . 本文を読む
北海道恵庭市は、2013年に「読書条例」を施行するなど、読書の町として知られていますが、その取組の中でも面白いのが「まちじゅう図書館」です。
喫茶店やレストラン、パン屋、花屋、銀行、郵便局、病院、携帯ショップ、お寺まで、現在、市内の35ヶ所が「まちじゅう図書館」に登録、小さな私立図書館として市民の憩いの場所となっています。店舗の空きスペースに店長やスタッフのお気に入りの本を並べ、訪れた人に自由に . . . 本文を読む
今日は「青森県社会教育委員の会議」でした。
社会教育は、住民の意向を反映しなくてはやっていけないので、教育全般について意見をいただく「教育委員」(「学校教育委員」ではないです。あくまで。)とは別に、「社会教育委員」というものがすべての自治体に置かれることになっています。つまり、社会教育行政は、教育委員と社会教育委員という二重の「ご意見番」によって動いているのです。社会教育委員は、住民と行政の「パ . . . 本文を読む
▼地域の家庭教育支援者は”専門職”でも”講師”でもない。「聴く」ことがまず大事。▼みんな抱えている悩みは違うのだから、自分はこうやったからうまくいったという体験は必ずしも当てはまるとは限らない。▼子どもをほめて伸ばしましょう、だけでなく、”認める”というスタンスが必要では?今日開催された第1回青森県家庭教育支援推進協議会での意 . . . 本文を読む
雑誌「社会教育」の2013年12月号に、RE Learning(リ ラーニング)代表の秦野玲子さんが「学習方法から考える大人の学び─私が参加型学習にこだわるわけ─」という論文を寄せています。
公民館職員をしていた時に出会った参加型学習。大人の学習者が、話し合いや共同作業などの学習活動を通して「気づき」「学び合い」「ふりかえり」といったプロセスを経てお互いの持つ力を引き出し合う学びのスタイルで . . . 本文を読む
富士山麓にある国立中央青少年交流の家が実施する青少年の自立支援事業「30日間のセルフチャレンジキャンプ!~新しい自分を見つけるために~」の報告書が職場で回ってきました。この事業は、ひきこもりやニート、不登校などの状況にある青年たちが、1ヶ月間という長期の共同生活を通して、対人関係力や自信を高めることをねらいとして、平成18年度から5年間にわたって実施されたものです。
参加者の多くは、高校(あ . . . 本文を読む
RE Learning(リ ラーニング)代表の秦野 玲子さんが、「月刊公民館」1月号に論考を寄せています。”「講座」センスに磨きを”という特集テーマの一環として、「地域の親和度を高める講座が地域の力に」。
かつて公民館職員・社会教育主事として長く仕事をされてきた秦野さんは、まず、公民館の役割を改めて振り返ってみる。公民館が「地域のお茶の間」であり、「地域の方たちの幸せを増やす(「幸せじゃな . . . 本文を読む