カクレマショウ

やっぴBLOG

来るか!? 書道ブーム─「とめはねっ!」

2010-03-20 | ■テレビ/メディア
最近よく見かけるのがコミックのドラマ化です。ドラマ化向きの漫画が増えているということなのかもしれないけど、逆に、オリジナルの良質な脚本を書ける人が少なくなっているのかなあとも思う。ちょっとコミックに頼りすぎ…のような気がしないでもない今日この頃。 まあ、それはそれとして、ちょっと前にNHKで放送されていた「とめはねっ! 鈴里高校書道部」(6回シリーズ)もコミックが原作でした。コミックの方は読んで . . . 本文を読む

吉本新喜劇─大阪弁の「遊び心」

2010-01-06 | ■テレビ/メディア
なんばグランド花月の売店で売られていたお土産のクッキーに、 「大阪名物 吉本新喜劇を見てきました。めっちゃおもしろかったです。元気になって帰ってきました。」 というフレーズが踊っていました。そのあとに小さく、「今日はこのくらいにしといたろ」(池乃めだか)。 「○○に行ってきました」系のお土産って、あまりにもお手軽すぎるのでふだんは手を出さないのですが、今回ばかりはつい思わず買ってしまいました . . . 本文を読む

「阿修羅のごとく」の恐ろしいテーマ曲

2009-05-25 | ■テレビ/メディア
阿修羅つながりで思い出すのが、「阿修羅のごとく」。向田邦子脚本で1979年にNHK「土曜ドラマ」の枠で放送されたドラマです。四姉妹を中心としたどろどろした人間関係が、まだ若かった私にはあまり理解できない部分もありましたが、何となく「怖いドラマ」というイメージがあります。そして、「怖い」イメージの背景には、テーマ曲のあの恐ろしい旋律が…。 ずいぶんあとになって知ったのですが、あれは、オスマントルコ . . . 本文を読む

山田太一久々の連ドラ「ありふれた奇跡」は懐かしい匂いがする。

2009-01-16 | ■テレビ/メディア
1997年の「ふぞろいの林檎たちIV」以来11年ぶりとなる山田太一の連続ドラマ「ありふれた奇跡」(フジテレビ系列、毎週木曜22:00~)を、興味深く見ています。 ちょっとやりとりを聞いただけで、あ、山田太一だとわかる独特の言い回しが今回も健在で、私などは、それらを「ふぞろいの林檎たち」の登場人物とつい重ねて見てしまうのですが(これは「岩田健一」=時任三郎と「仲手川良雄」=中井貴一の会話とおんなじ . . . 本文を読む

「大人グリコ」は複雑なニオイがする。

2008-09-30 | ■テレビ/メディア
アニメや漫画の登場人物って、成長してはいけないもので、何年経っても子どもは子どものまま。学年さえ繰り上がっていかない。見ている方は成長していくのに、テレビの中はいつまでも変わらないというのは、見ている方にすればありがたいことです。そこに行けばいつでも同じ、変わらないという安心感があるから。 「サザエさん」も、磯野家の人々はもちろんずっと前から成長してないし、トシもとっていません。「中学生のカツオ . . . 本文を読む

テレビで見る五輪─無粋なインタビューと合掌する選手

2008-08-27 | ■テレビ/メディア
昨日書きかけた、オリンピック報道について。 誰かが、やっぱりスポーツ中継はNHKに限る、って言ってましたが、まったく同感です。「過剰な」というより、「余計な」演出をしたがる民放は、黙って通常番組でも流していてほしい。ワイドショーでオリンピックの話題を取り扱うのはご自由に。「家族愛」とか「怪我を乗り越えて」といった付加価値をつけて見せるのもいいでしょう。しかし、生中継で余計なおしゃべりはいらない。 . . . 本文を読む

知らなければおバカなのか?

2008-04-29 | ■テレビ/メディア
かつて視聴者参加のテレビ番組といえば、のど自慢かクイズ番組。前者はいまだに綿々と続いていますが、「アップダウン・クイズ」とか「クイズ・タイムショック」とか「ベルトクイズQ&Q」など、かつてあれほど人気クイズ番組も、時代の流れとともに消え去っていきました(「タイムショック」は復活しましたが、もはや視聴者参加ではなくなっていました)。 ところが、今、空前のクイズ番組ブーム。どのチャンネルも様々な趣向 . . . 本文を読む

伝える伝わる

2008-03-08 | ■テレビ/メディア
先日紹介した「掃除教育セミナー」には、地元テレビ局がNHK含めて4局すべて取材に来てくれました。実際に先生方が教室を掃除します、という前フリが効いたのでしょうか、テレビ的には「絵になる」と考えたのかもしれません。 当日朝、新聞のテレビ欄を見たら、夕方のニュースのところに、「教員が掃除を学ぶ」という見出しがずらっと並んでいました。なんだか少しいやな予感がしました。セミナーの合間での各局の取材では、 . . . 本文を読む

「山場CM」に踊らされる。

2007-12-04 | ■テレビ/メディア
テレビの持つ「傲慢さ」に時々はっと気づいてたまらなくいやになることがあります。それでもテレビを見てしまう自分がまた情けなかったりもします。 gooニュースで取り上げられていた「山場CM」の話題。その番組が一番見せたい部分、一番盛り上げたい部分を見せると見せかけて、CMに入ってしまうことがよくあります。「答えはCMのあとで」というパターンです。「山場CM」というのは、その手法で挿入されるCMのこと . . . 本文を読む

「闇の世界」の悲劇を防ぐために

2007-10-12 | ■テレビ/メディア
今朝(2007年10月12日付け)の各紙朝刊の一面コラム。読売の「編集手帳」、毎日の「余録」、日経の「春秋」、産経の「産経抄」がそろって取り上げていたのが、インターネットの「自殺サイト」が引き起こした川崎の殺人事件でした。 いずれも、この事件に触れる前に、古今の書物や物語の様々な逸話を引いてきています。 読売は、森村誠一の「偽造の太陽」という長編小説。強盗をするために見ず知らずの男を引き入れる . . . 本文を読む

「感動」の夏!…?

2007-08-20 | ■テレビ/メディア
日本テレビの看板番組「24時間テレビ 愛は地球を救う」。今年が30周年だそうで。 この番組ほど、好悪のはっきり分かれる番組はないのではないでしょうか。毎年の恒例行事として、それこそ24時間、テレビにかじりついて見ている人も多い一方で、あの「感動の押しつけ」や「偽善」ぶりが鼻持ちならないと感じる人もいることでしょう。 ここ数年の最大の売りは、24時間マラソンですが、今年はこともあろうに、66歳の . . . 本文を読む

東国原知事、メディアを斬る。

2007-04-22 | ■テレビ/メディア
宮崎県の東国原知事が、先週月曜日の定例記者会見で、定例記者会見そのものを必要性に疑問を投げかけていました。「必要ですかね?」という知事の問いかけに対して、間髪入れず、記者から「必要です」と返事が返ってきたのがまず印象的でした。 テレビや新聞で断片的に伝えられる情報を寄せ集めてみると、東国原知事の意見は、要するに「記者会見というものは、何か必要があった時に開くものではないのか」、「今日のように発表 . . . 本文を読む

合掌。植木等殿。

2007-03-29 | ■テレビ/メディア
昨日3月27日、植木等氏が逝去されました。 60年代高度経済成長期に、あえてサラリーマンを「気楽な稼業」と言い切って、爆発的な人気を博した植木等(あるいはハナ肇とクレイジーキャッツ)。彼の持ち歌のほとんどを作詞した青島幸男氏も先日亡くなり、こうして60年代もだんだん「過去完了」化していくんだなあと思います。 私自身は、小学校の頃に「シャボン玉ホリデー」をほど欠かさず見ていたくらいで、リアルタイ . . . 本文を読む

「世界・ふしぎ発見!」の偉大なマンネリズム

2007-03-10 | ■テレビ/メディア
TBS系列のテレビ番組「世界・ふしぎ発見!」が先週の放送で1,000回を数えたのだそうです。 第1回が1986年4月19日ですから、足かけ21年。ちょうど私が世界史の教壇に立ったのと同じ時期に始まっているので、授業でもずいぶん利用させてもらいました。毎週のように録画して、授業で仕える部分を家のビデオデッキでシコシコ編集していたものです。あの頃、日本テレビ系列では歴史上の人物にスポットをあてる「知 . . . 本文を読む

ホント(?)はスゴイ人 川内康範氏

2007-03-02 | ■テレビ/メディア
最近、森進一氏との騒動で久々にテレビに登場している川内康範氏。先日は森氏が「謝罪」のために川内氏の住む八戸市までわざわざ来たのだとか。しかし肝心の川内氏は森氏が八戸に着く前に東京に向かう新幹線の中。どこかで二人の乗った新幹線がすれ違っているわけで、まるでドラマか漫画のようです。 今回の騒ぎは、川内氏が作詞した「おふくろさん」という歌を森氏が「勝手に」セリフ付きで歌っていることに、川内氏が怒ってい . . . 本文を読む