yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

制服捜査

2009-02-22 16:01:01 | ミステリー
佐々木譲さんの「制服捜査」、昨日読み終えました。

札幌の刑事だった川久保は道警の不祥事の影響による大異動で、地方の駐在所に単身赴任してきた。
その狭い町で起こる事件を追うにつけ、古い因習やよそ者としての疎外感などに立ち向かいその町の駐在としての役目をまっとうしようと奮闘する川久保を、5つの事件を通して描いていく。
そして最初から川久保の心に引っかかっていた13年前の少女の失踪事件が4つの事件の間にも伏線として織り込まれていて、最後にこの事件のすべてが明らかにされていく・・・この緊張感とスピード感・・・うまい!!

佐々木さんの「笑う警官」「警察庁から来た男」よりもこちらのほうが地に足が付いたお話だけに、身につまされる話やら揉め事やらが書かれていて面白かったです。

子供のころ・・・私は田舎育ちなので・・・駐在さんってすごく身近な存在でした。独身の方は我が家で夕食したり、お風呂に入りに来たり。
その方たちにもいろんな悩みや苦労があったのだと、今更ながら気づきました。
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