yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

まとめて5冊を

2009-07-20 22:25:22 | 全般
薄めの文庫本が続いて、感想を書くのが後手に回ってしまって・・・

長谷川卓「北町奉行所捕物控 寒の辻」
大好きな長谷川さんの久しぶりの新作です。シリーズ第6弾です。
北町奉行所臨時廻り同心・鷲津軍兵衛の心意気と気配りもカッコいいし、周りの同心や手下たちとの関係も読み心地がいいです。
今回は息子・周一郎の出番が少なかったのが残念ですが、出仕した息子の手前暴言が減ったのが可愛いです。

森絵都「リズム」 中学1年生のさゆきの1年を温かい目で追いかけています。
近所に住むいとこの「真ちゃん」は高校に行かずバイトしながらロックバンドに打ち込んでいて、そんな真ちゃんがさゆきは大好き。
真ちゃんの両親の離婚の噂や真ちゃんが街を出て行くことに揺らぐさゆき。

森絵都「ゴールド・フィッシュ」 「リズム」の続編です。
中学3年生になったさゆき。同級生でついこの前まで弱虫だったはずのテツがいつの間にか頼りになる男の子に変化したことでどう接していいかわからないさゆき。
みんな自分の進む道を見つけているのに、未だにやりたいことが見つからないさゆき。鬱々して過ごしていた時真ちゃんがバンドを止めて行方がわからないと・・・

中学生の女の子の日常と心の揺らぎが・・・懐かしい感じがします。

首藤瓜於「刑事の墓場」 
県警本部に異動になると思っていた雨森は、警察組織からの落伍者たちを飼い殺しにしていると噂されている動坂署に異動となった。
不貞腐れていた雨森だがたまたま起きた殺人事件の主導権を隣の署に奪われ、他の動坂署の刑事たちで密かに解決へと動き出す。
最後のアッと驚く種明かしには笑ってしまいました。

川島誠「海辺でロング・ディスタンス」
沢井健、15歳の青春記。二人の兄、裕、零と違って高校で陸上を始めた健。
でもひたすらスポーツに汗を流すかといえばそうでもなく、夏の海の家でのバイトでは年上の彼女が出来たりと高校生活を満喫。今時の高校生??といった感じです。
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