yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

孤高のメス 神の手にはあらず

2010-06-24 22:58:11 | その他
大鐘稔彦さんの「孤高のメス 神の手にはあらず」全4巻を読了です。

前作の「孤高のメス 外科医当麻鉄彦」を読み終えた後、どうにもこうにもその後の彼を知りたくて知りたくて・・・本屋さんに走りました。

台湾に渡った当麻と矢野の活躍、そして当麻と大川翔子の関係、当麻が抜けた甦生病院のその後・・・他の医師や看護婦のその後。

どれもこれも目が離せないことばかりですが、なんと言っても当麻の「医は仁術」を姿勢です。ぴんと背筋を伸ばして患者に向かうその気持ちにはどんな言葉を当てたらいいのだろうか?

そんな当麻に魅せられる一方で余りに清廉潔白、聖人君子の当麻に現実味の無さを感じている私が居ます。
そんな風に感じてる私は甦生病院の院長の島田の悩む姿に心が痛んで・・・現実には日本のいたるところで同じ悩みを抱えていらっしゃる院長がたくさんいらっしゃるんだろうと推察してしまいます。
そうそう、島田院長と西村雅彦さんが重なってしまって、映画ではどなたが島田院長を演じられるんでしょうか?

兎にも角にも、暫く後を引く余韻ある本でした。
映画も是非見たいなぁと思っていますが、DVDが出てからになりそうです。
コメント
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