
船長としきりに話すsyou君

kurokamiさんは初対面の挨拶もそこそこに私達を漁船に誘いすぐに出発。船は時速45kmくらいのスピードでカキ筏の間を縫って走り、アッという間に島に着いた。
航行中,『ここ数年で最も刺激的!』と興奮気味のokku君,sibaチャンは梶を握らせてもらって大喜び! 船長さんと何やらしきりに話し込んでいるsyou君もトモさんも,どの顔もみなニコニコと嬉しそうなのが嬉しい。

この草地がキャンプ場

島にはわずかな砂浜と、そこに注ぐ今は水が枯れた小さな沢の周辺に広がるネコの額ほどの空き地があった。かつてそこは耕作地で、地主は船で通ってサツマイモやジャガイモをつくったと言う。
その空き地をキャンプ場として、こ20年来,夏になると全国の子どもを集めてキャンプを行っている団体があると言うことだ。

護岸から本島を望む

船着場になる砂浜から上陸して右手が小高い丘になっていてそこに別荘が1軒立っている。この別荘には沢から水が引かれており、別荘の住人がいない時にはその水を生活用水として使わせてもらえることになっているそうだが、飲料水はキャンプ中の食糧等と一緒にkurokamiさんに本島から運んでもらうことになるとのこと。
子ども達は波静かな遠浅の海で泳いだり、磯で貝拾いや釣りを楽しんだり、船に乗って漁師さんの刺し網漁を見学したりして島での生活を楽しむことが出来る。もちろん何もしないで過ごすのもありだ。

漁場となる沖合いの根磯

島での行動圏内の調査を終えて再び船に乗り込み、少し北側にあるもう一つの浜と磯まわり,それに漁場となる根磯を案内して頂く。
この旅行は見るもの全てが斬新で、普段森にこもりっきりの僕にとって最高のリフレッシュになりました。魚介類もおいしかったし。
この期間中の一番の思い出といえばやっぱり平群島ですね。あそこで釣った魚の味、人々の暖かさ、全ての音が風と波で出来ていたキャンプ場。どれをとってもはずせない要素でしょう。
こんな感動を自分の中だけに収めておくのはもったいないことこの上なし!是非、子ども達を連れて行きたいものですね。本当今すぐにでもまた行きたいくらいです。
自然は最も重要な要素であるけれど、人もまた欠かせないものだと思います。いい出会いが何よりの財産でした。瀬戸内冒険キャンプの来年度実現に向けて取り組みを進めて行きましょう!