途中を略して・・
8時過ぎから9時間歩いてやっとコンビニと農産物直売所に行き当たり、食料と水を買う。そこに至るまでに野営できる場所はいくらでもあったのだが、食料品店がなくて缶詰めの1つも買えず水も足りずで、とにかく店がある所までと頑張っているうちに暗くなり、同時に突然市街地に出てしまって今度は場所がない。
こうなったら相馬の駅まで歩いて電車で原ノ町に戻り、前夜の道の駅に行くしかないと決めて相馬駅に向かう。
5~6kmと言う人もいれば3.5kmと細かく言う人もいるが歩いて見るしかなく、1時間あまり歩いて相馬駅に着く。
電車を待っていると前夜顔見知りになった婦人が待合室に入って来て、話しているうちに隣の日立木駅が無人だと分かり、そこを塒にすることなする。
この日はラッキーな出会いがあって原発から7kmの地点まで迫ることが出来た。
そこでは復興が未だ始まらず時間が止まったままであり、復興がようやく緒についた所でもそれはそれで大変な事業で、活気に満ちているように見えても動いているのは重機や大型トラック等を駆使して働く復興従事の人達やボランティアの人達が殆どで、普通の人の普通の生活~商売をする人,野良仕事をする人,歩く人,子どもの姿・・等々,が見られない。
一方で今なお残る爪痕と癒えることのない哀しみ・苦痛を目の当たりにする等、短時間であまりに多くのことを見聞きしたことで混乱し、迷いが生じてきた。
足が痛いとか体力・気力がどうとかでなく、この日見聞きしたことを一度整理しないと、ただ惰性で歩くだけになりそうな気がする。
なので今回はここで打ちきりとし、明日帰ることにする。自分の中で風化が始まってしまうのではないかと思うのだ。
8時過ぎから9時間歩いてやっとコンビニと農産物直売所に行き当たり、食料と水を買う。そこに至るまでに野営できる場所はいくらでもあったのだが、食料品店がなくて缶詰めの1つも買えず水も足りずで、とにかく店がある所までと頑張っているうちに暗くなり、同時に突然市街地に出てしまって今度は場所がない。
こうなったら相馬の駅まで歩いて電車で原ノ町に戻り、前夜の道の駅に行くしかないと決めて相馬駅に向かう。
5~6kmと言う人もいれば3.5kmと細かく言う人もいるが歩いて見るしかなく、1時間あまり歩いて相馬駅に着く。
電車を待っていると前夜顔見知りになった婦人が待合室に入って来て、話しているうちに隣の日立木駅が無人だと分かり、そこを塒にすることなする。
この日はラッキーな出会いがあって原発から7kmの地点まで迫ることが出来た。
そこでは復興が未だ始まらず時間が止まったままであり、復興がようやく緒についた所でもそれはそれで大変な事業で、活気に満ちているように見えても動いているのは重機や大型トラック等を駆使して働く復興従事の人達やボランティアの人達が殆どで、普通の人の普通の生活~商売をする人,野良仕事をする人,歩く人,子どもの姿・・等々,が見られない。
一方で今なお残る爪痕と癒えることのない哀しみ・苦痛を目の当たりにする等、短時間であまりに多くのことを見聞きしたことで混乱し、迷いが生じてきた。
足が痛いとか体力・気力がどうとかでなく、この日見聞きしたことを一度整理しないと、ただ惰性で歩くだけになりそうな気がする。
なので今回はここで打ちきりとし、明日帰ることにする。自分の中で風化が始まってしまうのではないかと思うのだ。
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