日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

8匹目のサル 年頭にあたって

2017-01-02 | つれづれ
もう10年も前にこのブログで紹介したお話を
2017年念頭にあたっての自分への戒めとしたいと思います。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


以下、2006年3月9日の投稿記事(一部修正)です。

企業文化を考える上で面白い話を発見しました。

8匹のサルの話です。
8匹のサルを一つの部屋に閉じ込め
部屋の中央に天井からバナナをぶら下げます。
そのバナナを採るにはこれまた部屋の中央にあるはしごを登らなければなりません。
しかし、このバナナには細工がしてあります。
バナナを採ると部屋中に氷水が浴びせられ、
みなビッショリと濡れてしまうのです。

勇気あるサルがバナナを採る度に
みながビッショリ濡れてしまう。

これを嫌ったサルたちは
誰かがはしごを登ろうとすると
その登ろうとしたサルをボコボコにやっつけてしまうようになります。
結果、誰もはしごを登ろうとはしなくなってしまう。

次にこの中の一匹を外に出し
新しいサルを部屋に入れる。

事情を知らない新参者ははしごを登ろうとすると
直ぐに周囲からボコボコにされてしまいます。

氷水が浴びせられる事など知らないまま・・・。

そして同じ様に古いサルを一匹ずつ
新参者に入れ替えていく。
同じ様に、はしごに登ろうとする新参者は
訳もわからないままボコボコにされてしまう。
それが嫌ではしごに登ろうという気力がなくなる。

そして最後に8匹目の最古参のサルが新参者と入れ替わりました。

相変わらず新参者ははしごに登りバナナを採ろうとしますが
はしごに近づくと周囲のサルから袋叩きに会い
結局は訳もわからないまま
バナナを採ろうともしないし
はしごにも登ろうともしないようになります。

チョッと待ってください。

最後のサルが入れ替わったという事は
誰一人としてバナナを取ると氷水が浴びせられるという事を知らないのに
はしごに近づく者は
とにかくボコボコにしてしまえという文化を持ってしまった事になります。

企業文化とはこうして形成されていくものです。

「なぜ?」
「自分達はなぜこの仕事をしているのだろうか?」
「自分達はなぜ同じ事を繰り返しているのだろうか?」
この言葉が抜けてしまっては大変な事になってしまいます。

企業文化の中に必要な一言「なぜ?」を忘れたくはないものです。



もう10年以上も前にこんな文章を投稿していながら
今年の初めにあたり自身への戒めとしてご紹介させて頂きました。
今年は更なる変化を常態としたいと考えています。

よろしくお願いいたします<(_ _)>

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