日本人は死ぬ間際に人生で最大に財産を持っていると言われますが
とかく日本人は
① 持ち家が多く、死ぬ間際には住宅ローンを返し切り家の評価が残る
② 老後に対する心配からせっせとお金を貯めようとする
③ 根っからの貯金好き
④ 質素を善しとする
⑤ 子供のために(財産を残そう)と我慢は美徳な生活をする
⑥ 周囲の目や声を気にしてパッパと使えない
⑦ 自ら勉強しない
⑧ 自分の死生観を持たない
などの特徴があり(多方面の意見あり)
銀行や保険会社を信用して自身の口座にただお金を預けっぱなしにする。
そんな傾向が顕著に見えます。
しあわせは人それぞれの感性によって決まるため
ご飯を一日一食食べられれば幸せ
朝から晩まで汗して働けて幸せ
朝目が覚めて幸せ
そんな幸福感もあるでしょうし
一億円持っていないから不幸
年収1千万円ないから不幸
周囲より質素な生活だから不幸
容姿端麗じゃないから不幸
なんていう不幸感もあるでしょう。
私も既に63歳と人生の半分を過ぎたと感じるようになって
沢山お金を持つことが幸福
沢山不動産を持つことが幸福
他人からチヤホヤされることが幸福
そんな幸福感は本当の幸福感ではないような気がしています。
自分の幸福感の源泉をしっかり持たないと
どれだけ財産を持とうが
周囲から羨ましがられようが
不幸を積み重ねているとしか思えません。
自分の年齢が高くなってきたせいか
「人の死」に遭遇する機会が多くなりました。
その際、ふと思うのが
「死んでせいせい」
「やっと逝ってくれた」
「さあ、財産をどう分けようか!?」
なんて思われる最後だけにはしたくないなと思ってしまいます。
人生どこかで「それ以上お金や財産を貯めないで良い時期」が来ます。
それからあとは自分の使いきれない財産は増やす必要はありません(と思います)。
皆が使っているかもしれないiPhoneのアップルの創業者
スティーブジョブズ(STEVE JOBS )氏の最後の言葉が心に響いてきます。
ここではその信ぴょう性に疑問も持たれているようなので割愛しますが
ネット上では同じ言葉が繰り返されています。
その中に次のような一節があります。
あなたの代わりに病気になってくれる人は居ない
物質的なものは無くなっても見つけられるが
たった一つ無くすと見つけられないものがある
それが人生であり命
今一度自分の人生や生き方を見つめ直したいなと思う次第です。