日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

資格者の流儀

2011-09-27 | 良い税理士・悪い税理士
この世には色々な意味で二種類の人に分類されるように思います。

例えば
明るい人と暗い人
プラス思考の人とマイナス思考の人
短気な人と気長な人
その他諸々・・・

そんな中で痛感するのが
どのような資格試験にしても
資格を取得した人といまだ資格を取得できていない人との差を
申し訳なく思ってしまうことがあります。

一番腹に据えかねるのが
何年も取得するのに年月が必要な資格を
苦労無く取得し
その資格を弄(もてあそ)ぶ人たちです。

私が取得した資格と云えば
税理士
行政書士(登録しただけですが)
FP(研修を受けレポートを提出しただけですが)
公認不正検査士(民間資格でメジャーではありませんが)
あとは、英検4級と珠算4級くらいでしょうか・・・。

私が取得した最難関の税理士という資格は
自分ではその取得に相当な苦労をした記憶がありますが
それでも「(所得に要した年数が)早いねぇ~!」と言われる位です。

21歳夏受験・・・簿記論、財務諸表論、相続税法→→→相続税法合格
22歳夏受験・・・簿記論、財務諸表論、所得税法→→→所得税法合格
23歳夏受験・・・簿記論、財務諸表論、住民税(記憶があいまい)→→簿記論、財務諸表論合格
24歳夏受験・・・住民税→→→不合格
25歳夏受験・・・住民税→→→不合格
26歳夏受験・・・住民税→→→不合格
26歳冬会計事務所を退職するも翌年3月15日迄東京と金沢を
東京4日、金沢3日の二重生活を慣行(人手不足で辞めさせて貰えなかった)
27歳夏受験・・・住民税、固定資産税→→→住民税合格
翌年(平成元年)4月北陸税理士会税理士登録

受験の時の苦労話を書いただけでも伝記が掛ける位の苦労を本人はしましたが
結果は、「順調だったねぇ~」と言われています。

私は何度も「不合格通知」をもらった経験があるため
「不合格通知」の封筒を開ける時の気の重さが今も心に残っています。
そんな色々な思いを持ってこの「税理士」という仕事をしている身としては
「税理士」の資格を軽々しく扱う人は許せません。

関与先が倒産しちゃったんだよ~
お金をくれないから解約したんだよ~
従業員を解雇しろって指導したんだよ~
社長が自殺しちゃってさぁ~
・・・

日本中の税理士さんに聞きたい事があります。
「あなたはなぜ税理士になったのですか?」
「あなたは何をしたくて税理士になったのですか?」

私が税理士になった理由は明確です。
経営に苦労しながらも私を大学に進ませてくれた両親の笑顔(経営が黒字になることによって)が見たかったからです。
ひとりでも多くの経営者様に黒字経営をして頂き、安定した社会を作って行きたいからです。
これからもこだわり続けたいと思っています。

私の資格は天からの資格
天からの資格は社会に返すために使わせて頂く。
それが資格者の流儀だと思っています。
コメント
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