浪費と消費はどう違うのだろうか。元々、人間は自分の楽しみを満たすために、お金を使うので、それが自分で稼いだお金の範囲であれば、他人に、何か言われる筋合いはない。ただ、そのような消費であっても、将来、老後を迎えた時などに、家計破たんを引き起こしかねないような場合は浪費と言う。問題は、家計である。夫だったり、奥さんだったりする立場で、家族全員の家計を考えなければならない人が、幾ら、収入の範囲内と言えども、自分勝手な消費を繰り返すようなら、これも浪費と呼ばれる。最も顕著なことは、親の収入に頼っている子供が、親の収入を無視して、派手な買い物をする、海外旅行をするなどは浪費である。家計ならば、夫婦、親子の間で、ある程度のルールが必要で、時には話し合いも行うべきなのである。とはいえ、だからと言って、人生最大の楽しみである消費を少なくしろとは言わない。自分の収入の中で、消費できるＭＡＸを把握して、出来るだけ消費すべきなのである。楽しい消費をしなければ、何のための人生かと思うのである。(2017.09.17)
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