安倍内閣は働き方改革として、時間外労働に罰則付きの上限を設けることや、今年の2月から開始されたプレミアムフライデーなどの施策を打ち出しているのであるが、それとは別に、働き方も、コンピューター分析ができるようになって、これはおかしいのではないかと言われ始めたことがある。例えば、営業社員である。コンピュウター分析によれば、多くの営業社員の1日の働き方を見ると、その６５％が事務作業などの営業以外の仕事に割かれているというのである。私も、昔は営業社員だったので、その昔を振り返ってみると、上司からは、さっさと外回りをしろと言われながらも、事務机にしがみついていた記憶がある。お客にプレゼンする資料が整わなければ、お客のところに行く意味がないのである。それに、御客の状況もある。今日、行こうとしている客が話を聞いてくれる時間は、今ではないのである。それに、営業マンは飛び込みマンではない。目たらやたらと、家々に飛び込んでも、成果が出るわけではない。成果を出すためには、事前準備が必要なのだ。それなら、外の喫茶店で、時間をつぶすよりも、デスクワークをしていた方が良い。そんなわけで、私も、たぶん、６５％を会社の机の前にいたと思うのだが、今は、事前準備も、さっさとコンピューターが片付けてくれるので、お前も、早く外回りに励めと言われるのかもしれない。でも、暑いので、アイスコーヒーの飲み過ぎになりそうである。(2017.09.01)
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