テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

SONY, FX-402A Portable TV/Radio Cassette Recorder (1978?)

2015-09-05 11:15:35 | Weblog

今日お預かりしたのは SONY, FX-402A でアレコレ問題を抱えている様だった。 この種の装置
の修理に付きましてはこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

ワンセグチューナーとRFモジュレータを使ってテレビの動作を診てみた。

上はFM横浜84.7MHz受信時。

短波の感度も特に低くは無かったが周波数を合わせた。 上はラジオ日経 (6,055KHz) 受信時。

上は東京FM (80.0MHz) 受信時、FMの感度も低くなかった。 下はAFRS (810KHz) 受信時。

ゴーサインを頂いたので映像信号と、音声信号を直接入力する可能性に取り組んだ。

回路図やパターン図が在れば直ぐに分かることだが何もないとなると手探りで探すしか無い。

未だ終わった訳では無いが一応音声/映像信号を直接入れた。 ただ映像信号に垂直成分が
混入している様だったので信号ケーブルの引回しを変えてみた。 入力コネクタをどうするか?

9月6日 ワンセグチューナーを電池コンパートメントに組み込めないか見てみたが無理だった。

 

本体側面にRCAフォノジャックを設置した。 内部が可成りギッシリ詰まっているので神経を使う。

カセット部分に少し取り組んでみた。 まずヘッドのクリーニングを行った。 昨日は一応テープが
走ったが今日は何故かモーターが回らず何とも不思議だった。  どうもモーター・ドライブ回路に
問題が在りそうだった。

9月7日 モーターが回らなくなったのはヒョットしてポーズ状態になっているのでは無いかと想像
し、ご依頼主に取り扱い方を伺ってハッキリした。 つまり裏返して動作確認をした為、表面に在
るポーズボタンが押されて仕舞っていた。

9月8日 TVの音声にパルス性のノイズが時に混入する為、TVの音声出力を切り離してみた。
ところが何故かノイズは消えず、何とも不思議なのだが考えられるのはTVの音声出力と低周波
増幅の間に何か別の回路が入っていてそこからノイズが発生していると考えるしかない。 

9月9日 カセット部分の動作を何とかしたいと、クラブメンバーの中でその種の修理に長けている
Oさんにお願いしてみたがこのところ急に彼らが手掛けているロボット犬の修理が忙しくなって仕
舞い無理との回答を得た。 別のメンバーでかつてカセット・レコーダの製造に携わっていたNさん
からはテストテープをお譲り頂けることになった。 もう一人別のMさんは以前ポールセンの磁気
録音装置のレプリカを作った達人で、磁気録音にも詳しく彼に手伝って貰えることになった。

9月10日 Mさんにお手伝い頂けることとなり、再度ヘッドの状態を細かく確認し、再度クリーニン
グを行い彼を待った。 このクリーニングも大いに功を奏した様だったが別の大きな問題が見付
かり、結果カセット部分も良好となったが折角なのでテストテープで速度を調整してみよう。

9月13日 昨日譲り受けたテスト・テープを使い回転数の調整を行った。 下の画像の様に-1Hz
程とすることが出来た。 (ただ若干のワウは有るので常にこの速度が得られる訳では無い)

次いでワンセグ・チューナー等外部入力のフォノジャックの移設と音声入力の切換えスイッチを
設けた。 (緑の方で外部入力となる)


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