今日お預かりしたのはこれまでにも確か3度手掛けた奥田工機のオルタネータースコープ AS-3040
で急に輝線が太くなって仕舞ったとのお話でした。 この種の装置の修理に付きましてはこちらの
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早速通電し症状を確認した。 輝度は低く無く高圧は正常に出ている様だった。
内部を見ながら記憶が大分蘇って来たが、高圧はコック・クロフトでは無くトランスで昇圧していた。
回路図が在れば簡単なのだが、想像ではフォーカス回路のみの問題と想われた。
実際の回路を追ってフォーカス回路をつきとめた。
Z軸?の入力用と想われるコンデンサに先ず絶縁不良が診られた。 次いで高圧のブリーダー回路の一
部でフォーカス電圧を作っている抵抗がオープンになっていた。 下の画像はフォーカス調整後。