今日の2台目は明日の配達と考えていた Collins, 75A-4 で自分でも一時期使っていた機種だが近々取
り組ませて頂こう。 この種の受信機の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ に
お願い致します。
7月9日 実際の動作を診てみた。 メインのノブのバックラッシュが可成り大きかった。
当初前面のヘッドフォン出力を使ったが音声が途切れるのでステレオ用のプラグに問題が在るのかと
裏面の 4Ω の出力にスピーカーを繋いだが症状は変わらなかった。
単に音声出力だけでは無くSメーターの振れも大きく変動し(下の画像では 4 程度を示しているが実
際はゼロと上の画像の値の間を行き来していた)短い時には1秒周期程度で変動していた。
これまで可成りの数の受信機を手掛けたが今回の様に信号レベルが大きく変動すると云うのは初め
ての経験となった。 可成り難航しそうだが何処から取り掛かるか?
7月10日 可成り短い周期で受信不能となる問題に取り掛かった。 *今日デジカメを作業台から落
とし壊れて仕舞ったので当面画像がアップ出来なくなりました。 終段から徐々に前に進んだが V6
IF Amp.の辺りまで進んだところでピタット問題が出なくなった。 その後念の為に全ての真空管のgm
又は エミッションをチューブ チェッカーで確認したが V22, 6AQ5 が 32/46 と低かったが他は特に問
題は無かった。 他にメインノブにバックラッシュが診られたので手を加えた(久し振りにブリストルレ
ンチの出番となった)。 明日は IF 等の調整に取り掛かろう。
7月11日 昨日安定に受信出来る様になったので IF の調整に取り掛かった。 それも終わったころ
実際のアンテナ入力でどの様に機能するかを確認したところ反応が無かった。 仕方なく後方から
徐々に問題が何処で発生しているのかを追ってみた。 どうもメカフィルの処では問題は無かったが
その前段 (2nd Mix 6BA7) の入力側で信号は途切れていた。 最初真空管ソケットでの接触不良を
疑ったがもう1本の 6BA7 と交換したところこの部分は正常に機能する様になった。 結果 1st Mixに
移した 6BA7 に軽く衝撃を加えると動作したりしなかったりと非常に不安定だった。 このことから最
早 6BA7 の交換しか手は無いが手持ちが無くオークションで入手するか?
7月12日 昨日 IF の調整をした際に AVC 回路が上手く動いて無い様だったが今日改めて診たところ
正常に機能していた(昨日は久々に VTVM を使ったがこちらに問題が在ったか?)。
電源コードの根本が可成り悲惨な状態になっていた。
午後 7 と 14MHz帯を聴いてみた。 7 MHz帯は近くの局以外に四国等が良好に入感した。
14MHz帯では VK(オーストラリア)の局が2局可成りの強度で入感した。
14 MHz帯では VK 以外にも電波は強力では無かったが数局東南アジアの局が入感した。
オークションに出品されていた 6BA7 が上手く落札出来ると良いのだが。
7月13日 ACコードの根本の問題に取り組んだ。
7月19日 発注していた 6BA7 が届いたので早速交換し動作を確認した。