テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Blaupunkt, Bremen (1960's)

2015-05-02 12:40:24 | Weblog

上は簡単にクリーニングを行った後の画像で、下はお預かりした際の画像。 

今日お預かりしたのは Blaupunkt の Bremen で1960年代前半の物と想われた。 この種のカー ラ
ジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ  https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお
問い合わせ下さい。

長らくカーラジオの修理をやっているがここまで傷んだ物は初めてと云える。 上の電源スイッチ兼
ボリュームのシャフトは全く動かなかった。

電源スイッチは壊れていたので直結し、動作を診てみたが何ともはや問題だらけだった。

 ゴーサインを頂いたのでレストアを開始した。  今回のモデルは電源が6V/12V、極性も-/+アー
スが選べるモデルで電源の自由度が高い。 確かVWも1964年を境に6Vから12Vに変わった。

ケミコンの劣化が激しく交換した。 次いで最も難航することが想像出来るスイッチに取り組んだ。

スイッチ付きのボリュームは故障頻度の高い部類に属するが、同じ物さえあれば簡単なことだが
殆どの場合同じ物は手に入らず、勢い何とか工夫を凝らし直すこととなる。

5月3日 昨日の続きに取り掛かった。 幸いスイッチ部分も何とか直り、ランプに取り掛かった。

12V用は辛うじて国内で手に入るが6V用は無く、口金だけを生かし別の小型ランプを組み込んだ。

サンドブラストが有れば錆も可也落とせるのだがワイヤーブラシ等で出来るだけ錆を落とした。

一通りの作業を終え全体を組み上げ、最終チェックに取り掛かったがダイアル・ポインターが途中
で何かにぶつかって仕舞った。 再度内部を診て直ぐに理由は分かったが何と側面に使われてい
るネジがスラグ機構の端にぶつかっていた。 ワッシャを使い回避したが寸法がギリギリだった。

 

コメント
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