テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Tektronix, Type 454 Oscilloscope (1966?)

2013-07-04 13:05:16 | Weblog

 

先日、松下の VP-544A オシロスコープが壊れた際ピンチヒッターとして引張出した Tektronix の
454 もトリガーが掛からず結局使えなかったので修理に取り掛かった。確か30年程前に川崎に在
った店でI社から廃棄処分となった物を 7万円程で買った記憶が有るが、CRTサイズが小さかった
ことから後から買った VP-544A をもっぱら使って来たが確か 454 の方が f 特は良かったと記憶
している。

Trigger Preamp の入力のところ (Ch.1 Out) で Vertical 信号が診られなかった。

Mode スイッチに問題が在ったのか Trigger Preamp の入力では信号が現れた。

Trigger Preamp の出力も問題なく出力された。

Trigger Generator 内の差動アンプの片側 Q636 (2N4275) の出力が本来の1/4程しか無く、またキチ
ントした矩形波になって無いので怪しいが、トータルの出力はマアマアの出力だったので先に進んだ。

下は Trigger Generator の Q664 (151-0220) のベース(上)とコレクタ(下)の観測波形。

どうもコレクタに出力が出ていないが、このトランジスタのhfeは約232と十分で、また各電極の電位も
本来の値と同様だった、ウーン何故だ?

7月5日 昨夜も回路図を持ち帰り通勤の列車内でも眺めていたが、基本に立ち返り Trigger Amp の初段
ニュービスタ 8393 から当たって行くことにしたが電源を入れたところ高圧がショートした様な可成りの音
がし、焦げ臭い匂いも立ち上った。 高圧が出ないまま進めるのも気になるので先ずは高圧を復活させて
から先に進むことにしよう。

9月28日 先日オシロに詳しい知人に高圧部分を診て貰ったが動作しない原因は見付からなかった。 その
後コンピュータで回路を解析して貰った結果では一次側(コレクタ)巻線のインダクタンスが理論値の10分の
1以下しか無さそうだとの見解を得た。 昨日自分でも外付けの回路と高圧トランスを使って発振回路を組ん
でみたが本来の発振周波数約30KHzに対して約1MHzと非常に高い周波数で発振していた。

何とも高圧トランスが怪しいので取り出してみることにした。 ウーンなるほど、下の画像に見られる様、高圧
側巻線のところに焦げている部分が在り、先日のスパークの様な大きな音はここから出たのだろう。

ついでに高圧ユニットも取り出してみた。

サテ見た感じでは2次側の高圧巻線部分のレアーショートの様に見えるが、一次側巻線にも影響している
の不明だが何れにしても巻き直しをするか、別の物を探さなければならない。

 

コメント
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