テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

DEER, IBQ05 Frequency Counter

2021-07-09 11:23:45 | Weblog

久し振りにAOR, AR2002 の修理依頼を頂いたので 1GHz辺りまで測定可能な周波数カウンターが必
要になるので以前 1.2GHzのレピーターの修理依頼を頂いた際に添えて頂き、結果頂戴することにな
った今回の周波数カウンターを引っ張り出した。 小型で感度も高く非常に重宝していたが突然壊れ
て仕舞い一応修理は試みたが好結果は得られず仕舞ったままとなっていた。  こちらえのご連絡はホ
ームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

先ずは充電を開始した。

全く何も表示されなかったので負荷の電流を診てみたがゼロだった。

一部半田付けが為されていない部分の半田付けを念の為行った。

電源のタクトスイッチが機能していなかったのでジャンパーし電流は約 1.5mA流れたがディスプレイ
には何も表示されなかった。 タクトスイッチはモーメンタリーだったので別のスイッチを繋いだ。

想像は当たり電源は入って液晶部分に小さな表示が診られた。

ならばと液晶の表面を指で押したところ表示が出た。

作業がし難いので液晶の両側面を目玉クリップで挟んだ。

各ファンクションの表示は良好に出た。

ただ実測してみようとテストオシレータの出力を加えてみたが一応レベル表示は為されたが周波数
表示は為されなかった。

ヒョットしてと確認してみたが入力のケーブルの芯線が切れていた。

入力端に直接リード線を繋いでみたが周波数測定には至らなかった。 赤い LED が点灯したがこれ
は何を意味しているのか? 付属の簡単な説明書は中国語で殆ど読めない。

フロントエンド(入力)の回路が死んでいるのか?

7月10日 昨日に引き続きフロントエンド辺りを診てみた。 アレコレ試みている内に偶々良好に周波
数表示が為された(8KHz低いが)。 何年振りか! タクトスイッチを部品屋さんに買いに行こう。

7月11日 昨日購入したタクトスイッチを組み込んだ。

一応電源は入る様になったが液晶の下の部分しか表示されなかった。

再度組み直し何とか液晶も全て表示される様になった。

どうせならもう少し周波数を合わせられ無いかそれらしいトリマーを回してみたが変化は無かった。

 

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B&O, Beosound Century

2021-06-20 14:59:50 | Weblog

今日の4台目は Beosound Century だが時間が無く動作確認も出来なかった。 この種の機器の修理
のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

お話では CD が機能しない以外は問題無いとのことだったが、カセットはジャムって仕舞った。

お話の通り CD は全く機能しなかったので分解に取り掛かった。

幸い上手く直り連続運転を開始した。

両側のスピーカー・グリル部分を固定する部分4箇所の内3か所が壊れていた。

 

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B&O, Beocenter 2500

2021-06-20 14:57:10 | Weblog

今日の3台目はB&O, Beocenter 2500でガラスドアの右側が半ば外れているとのお話だったが実際は多く
の問題が潜んでいた。 この種の機器の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/にお
願い致します。

単にドアを支持している部分が外れ斜めになっているだけだろうと考えていたがそうでは無かった。

画像からは見難いがドア開閉の為のワイヤーがプーリーから外れ、プラスチックギアの間や、プー
リーとシャフトの間に挟まって仕舞っておりそれらを外すだけで可成りの時間を要した。

ワイヤーを元の位置に戻すのに表からだけでは無理で後ろのカバーも外した。

ワイヤーを本来の位置(通し方)に戻すのに仕方なく前面パネルを外した。

6月21日 昨日の続きに取り掛かった。 下側の左のドアを保持する部分が気になった。

左側のドア保持の部分が本体にぶつかっていた。

一応不完全ながらドアが開閉する様になった。 開閉の量は少なくまだまだ作業を要する。

気になったので CD やカセットの動作を診てみたが両方共動作しなかった。

ご依頼主に確認したところ CD は機能していたとのことでレーザーヘッドをクリーニングしてみた
結果問題無く演奏できる様になった。 後はガラスドアの開閉の問題だけとなった!

6月29日 

 

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Braun, Audio 308

2021-05-02 16:07:12 | Weblog

今日お預かりしたのは Braun, Audio 308 で確か二度目だが前回手掛けたのは10年以上前で詳細は
失念している。 実は明日の配達を希望しご依頼主もその様に手配して頂いたのだが誤って今日届け
られた様だった。 この種の機器の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお
願い致します。

伺った様、回転速度は極端に遅かった。

駆動系がスリップしているのかと接触面の油分をクリーニングした。

ベークライト板の下には進相コンデンサと想われる物が収まっていた。

回り道をして仕舞ったが結論から申せばモーターのシャフトとローター間の結合が殆ど無くなって
おり略空転状態だった。 モーターを交換するしか方法は無さそう。

今回のモーターメーカー (SAIA) のHPで探してみたがこのモーターは見当たらなかった。

5月3日 今回のモーターには SAIA(米 Johnson Electric) と記されているが同時に XXXrten/Schweiz
Swiss Made とも記されていた。

メーカー名の前の部分が読めなかったが調べた結果 Murten/Schweiz と分かった。

 

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フタバ FP-T5EN

2021-03-03 16:38:02 | Weblog

今日の3台目はフタバの FP-T5EN デジタル・プロポの送信機でコネクタ部分で配線が切れて仕舞った
とのお話だった。  この種の機器の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお
願い致します。

電池用と想われるリード線の先端部分が無くなっていた。

電源スイッチ部分での腐食が激しかった。

元々のリード線は外し、電池ホルダーに合わせたスナップを半田付けした。

出力が問題無く出るところまでは確認した。

3月5日 ご依頼主から受信機は全て問題無く動作したとのご連絡を頂いた。

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Blaupunkt, Frankfurt Stereo

2021-02-21 11:32:09 | Weblog

今日お預かりしたのは Blaupunkt の比較的近年 (1970年代後半?) の物でザーっと云う音しか出力せ
ずまたダイアル・ポインターの機構が壊れて仕舞った様とのお話だった。 この種のカーラジオの修理
改造等のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

動作を診てみたが MW も FM も全く動作していなかった。

ダイアル・ポインター部分の問題は上手く直った。

低周波部も片側しか機能していなかった。 iPod等のアンプとして位しか使えない様だった。

今回の機種は FM ステレオの機能も有り、2チャンネル出力なので実装密度はドイツ製の物にして
は可成り高く、修理にはサービス・マニュアルが必須となるが手元には無く時間を掛けネットでコツ
コツ探してみた。  結果可成り近そうな物が見付かったので明日にも使われているトランジスタ等
を仕事場で照合してみよう。 

2月23日  先日ネットで見付けたサービスマニュアルとは細部は異なっている様だったが何とか使え
そうなので本格的な修理に取り組んだ。

回路を後段から前に向かって診て行ったが、V23 (AM OSC+FM 2nd IF) 回路図上 BF243 の各電極の
電圧が可笑しかったので外し、2SA1015 に換えてみたが変化は無かった。

しかしこの部分は以前にも手が加えられていた。(上は最初の状態)

実際に使われていたのは BF343 だった。

V22 の各電極の電位は 0V で短絡している様な感じだった。

残念ながら可成りの重症と想えた。

2月24日 ご依頼主と相談結果 iPodとの接続用ケーブルを用意することになった。

 

 

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ヒノデ、 プラコン 205

2021-02-17 14:00:48 | Weblog

 今日お預かりしたのは久し振りのラジコンで プラコン 205 と記されていたヒノデ製の 2CH プロポーシ
ョナルで全く動作しないとのお話だった。 この種のラジコン装置の修理のご依頼はこちらの ホームペ
ージ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

先ず送信機の動作を診てみたが電流は流れ、一応出力は出ていたが変調が掛かっていなかった。

周波数は 27.245MHz だったが実測値は 27.246MHz(誤差範囲)だった。

ただ受信機は全く動作しなかったので自分のラジコン・カーを久し振りに引っ張り出した。

大分昔だがシトロエン 2CV のクラブで確か千葉の方に行った時にメンバーの一人がこのラジコンカー
を持って来て、自分も欲しいと数人が手を挙げ彼に頼んで夫々の希望の色の物を購入した。

お預かりした物の前進(後進)は機能したが、左右操舵の制御は出来なかった。(送信機に問題は?)
感じだが前進/後進のサーボは機能していたが操舵用のサーボには問題が有るのかも知れない。

マルチバイブレータ(上)も、モノマルチ(下)も一応良好に機能していた。

変調が上手く掛かって無いが変調回路は下の回路の様に出力段のエミッタを ON-OFF する簡単な回路
でどうもこの辺りが上手く機能していない様だった。(エミッタには前段の発振信号が加わっている) 

ダイオードの一つに問題が見付かったが変調が掛からないのは別の問題と想われた。

2月18日 昨日は時間切れとなり我が家に持ち帰り時間を掛け回路を追った。 結果幾つかのことが
分かり改めて取り掛かったが残念ながら好結果は得られなかった。 時間を掛ければ何とかなる可能
性は有るが伺ったご予算を遥かに超えて仕舞うのでここまでとさせて頂いた。 上下の画像は動作確
認を行った自分の送信機の出力波形。

2月19日 毎日多くの「いいね」、「役に立った」等が寄せられ人に依っては数十の記事に次々と寄せら
れ寧ろ嫌がらせでは無いかと感じて仕舞う。 他方今日この記事に トランジスタにクラックが在るので
は? と云う貴重なご意見を頂いた。   改めて画像を見たところその可能性が有り、ご依頼主に再度
送って貰える様メールを送り、怪しげだったトランジスタを午後購入した。  当初ご依頼主も再度送ると
仰っていたのだが、操舵用のサーボは先日ピクリとも動かなかったので直らない可能性大と添えてお
いた結果今回は諦めるとの返信が届いた。  残念! (自分の送信機も操舵用が壊れており直さねば)

 

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SONY, Stereo Cassette Player WM-2

2021-02-16 11:10:09 | Weblog

今日の 2台目は SONY, Stereo Walkman WM-2 で動作の詳細は不明だった。 お話では初期の物と
のことだったのでベルトは何とかなるのではとお送り頂いた。 この種の物の修理は積極的には行っ
ておりませんがお問い合わせは HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

内部でモーターが回る音はしていたが、テープは全く走行していなかった。 内部を診たところベルト
が可成り伸びていた。

ベルトを交換した結果テープの走行は良好となったが音声出力が非常に小さかった。

 

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TEN AT-703D + National(型番不明)

2021-01-15 12:12:21 | Weblog

この種のカーラジオの修理、改造のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお
願い致します。

 

④ AT-703D を一番にと云うことで先ず取り掛かった。 電流が12Vで1A以上流れたが出力無し。

怪しかった出力段のトランジスタ 2SB80、2個に問題は無かった。プラスアースで良いのか?  回路を追
った結果、低周波部前段の電解コンデンサに問題が見付かったので回路を一部改造し好結果を得た。

⑤ National の物は型番部分が最早読めず不明。 VRのガリ位で特に大きな問題は無かった。

1月16日 ④と⑤が良好に動作する様になったので外部入力アダプタを増設した。

 

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National, TR-603A (再)

2020-12-16 15:24:24 | Weblog

先日お預かりしたが前面カバーの白濁が激しくそのままでは仮に動作しても殆ど画像は見えないので
修理は止めたが、前面カバーを外しても良いので何とか視える様にしたいとのお話で再度お送り頂い
た。 この種のテレビの修理のご依頼はこちらのホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願
い致します。

先日お返しする際も上部の端の部分にはクラックが入っていたが一応本来の位置に残っていたが
受け取った物では上部のそれは無くなっており、下の一部がエアキャップの中に落ちていた。

先日通電した際に高圧は一応出ていたがフォーカス用の電圧等が低かったので先ずは高圧電源の動
作を診てみることにした。 帰路通勤の電車内で回路を追った。   しかし白濁している前面カバー
を上手く切れそうか先ずそれを確認することにしよう。

前面カバーは上手く外せたので修理に取り掛かった。 以前動作を確認した時に高圧電源の出力に
問題が在ったので回路を細かく当たって行った。 結果上のダイオードが短絡しており加速電圧と焦
点調整用の電圧が殆ど出ていなかった。 

D64 交換後輝度はドラスティックに上がり、また全体の電圧も全て上がった。 ただ修理前は一応
受信していたが受信しなくなり、また輝度調整も出来なくなった。 まだ道のりは可成り遠そう!

12月18日 映像も音声も出なくなり、また輝度調整も出来なくなったので映像出力用+B が出なくなっ
たのではと想像し、テスターでは特に問題は無さそうだった D63 を駄目元で交換した。

パターン面にシリコン・ダイオードを加えたが想像通り+B電圧が出て一挙に動作し出した。

上のテストは 2Ch の RF 信号で行ったが音声/映像を直接加える改造に取り掛かろう。

上の画像から下は直接入力での結果。 

12月21日 ご依頼主から音はでるが画像は波打って仕舞って見ることが出来ないとの連絡を頂いた。
添えて頂いた画像では水平同期が少しズレており、映像にはなって無かったが今回のテレビ等では
当たり前の垂直、水平同期の調整が若い方には当たり前では無い様だった。  反省!

 

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Wurlizer, Control Unit, Model 1080

2020-11-11 12:16:02 | Weblog

2台目は 1940年代の Wurlizer のジュークボック用真空管モノラル・アンプ用音質コントロール・ユニッ
トで低音の出が悪いと云うことで改造をご依頼頂いた。 この種の物の修理、改造のご依頼はこちらの
ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

サテ、今日は早目に仕事場を後にして交換部品を買って来よう。

11月12日 昨日買って来た部品を組み込んだ。

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キマダラカメムシ(幼虫)との再会

2020-09-16 14:38:19 | Weblog

近くで昼食を済ませ仕事場に戻った時に入口近くで2年前にも見かけたキマダラカメムシの幼虫を
見付けた。  その2年前のブログに2週間程前にこちらのブログで不明だった名称が分かり助かっ
たとのコメントを頂いたが今日の個体は少し以前の幼虫より赤っぽかった。  こちらえのご連絡は
ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

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Becker, Mexico

2020-08-18 17:36:41 | Weblog

1台目は昨日神戸から発送される旨は聞いていたが中々届かず、外でテレビの到着を待っていて戻った
ところ玄関の中に置かれていた Becker, Mexico で FM の日本バンドえの改造をご依頼頂いた。 この
種のカーラジオの修理、改造のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願
い致します。

8月19日 FM のカバレッジの改造に取り掛かった。 フロントエンドは初めて見る構造の物だったが何
とか好結果を得た。 (手元の時計ドライバの一番細い物でもトリマーの調整出来ず先端を削った)

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SONY, ICF-PRO70 (x2)

2020-07-28 17:26:55 | Weblog

今日の3,4台目は(お願いしてあった発送後の連絡が無かった)ICF-PRO70 2台で両者とも音が出ない
とのことだった。 この種のラジオの修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/にお
願い致します。

 

一応2台共周波数表示に問題は無かったが1台目は受信している気配が無かった。

7月29日 動作を細かく診てみた。 こちらで1番と付した物は周波数表示こそ良好に出ていたが
AM/FM 共に全く受信していない様だった。

954KHz 受信時の VCO の周波数は約88.743MHzと異常な値で、またレベルも低かった。

 

2台目は一応受信はしている様だったが音声出力は全く無かった。

こちらで2番と付した物の検波出力を診てみたが AM では全く無かったが FM は低感度ながら一応
出力は有ったので低周波系を直せば音声は出力されるとは想うがどうするか?(AM での VCO の
出力は良好だったが)

一部の電解コンデンサに液漏れが診られた。

 

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SONY, 1R-81 (1966)

2020-07-27 12:46:55 | Weblog

今日お預かりしたのは SONY, 1R81 で Photofact, TSM67 に網羅されているので多分1966年頃の製
品と想われる。 この種のラジオの修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ に
お願い致します。

外観は可成り良好だったが.....

ご依頼主が一度分解し再度組み立てた物をお送り頂いたが永年多くの物を手掛けたがここまで状態
の悪い物は初めてとなった。

本来は水銀電池を使う機種だが多分永年この水銀電池が入れられたままだったのだろう。

バリコンは極板の殆どが腐食しており到底使えない。 ボリュームも基部が割れて仕舞っており全
く使い物にならない。 これらの部品が手に入れば何とか修復も不可能では無さそうだが。

スピーカーに問題は診られなかった。

類似機種で使われていたバリコンを付け、ボリュームは固定抵抗で置き換え動作させてみた。 可成り
IFでの発振が診られたが一応放送(多分NHK第二)を受信出来た。

自分で持っている同型機を久々に引っ張り出した、以前レストアした際は動作していたが今日は何故
か動作には至らなかった。

ゴーサインを頂いたので先ずはバリコンを移植してみた。 どうも動作が不安定で時々発振していた
がそれが何に起因するのかは不明。 可成り難航しそうだった。 先ずは基本に立ち返ろう。

7月28日 自分の 1R-81 から移植したV/Cを使い先ず局発の周波数を診てみた。

カバレッジは 540-1620KHz なので IF 455KHzとするとOSCは995-2075KHzとならなければならない
のだがOSCコイルを調整しても300KHz程高い2368KHzが最も低かった。

しかし波形は可成り歪んでいた。

V/C を類似機種の物に換えて周波数をみてみたがこちらは可成り低い周波数となりTBS等を良好に
受信出来た。

しかし高周波の発振回路でこれ程歪んでいるのは経験が無い。 (特に下の信号)

ただツマミを固定する為のビスが 1R-81 のそれより太く上の右の様になって仕舞うので諦めた。

 

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