テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

SONY, CFS-F11

2023-10-04 13:38:27 | ラジオ

    今日お預かりしたのは確か2回目となる(可成り前のことで調べないと何時頃か分からず)
SONY, CFS-F11 でカセットが機能しないとのお話だった。 近年の物は積極的には取り組ん
でおりませんが古い物でしたらこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) からお
問い合わせ下さい。

分解方法が記された物が有れば簡単なのだろうが何も無いとなるとアレコレ考えながら慎重
に分解しなければならず時間を要する。

上面から見えているのはカウンター用のベルトでここも可成り伸びていたが駆動用では無い

テープ駆動用のベルトは上に見えているパネルの裏側に在るのだろうが可成り微妙な
構造の様だったのでここまでとした(自分の物で仮に壊しても良いのなら別だが)。

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Philco, 39-55RX World's Fair

2023-09-29 15:33:27 | ラジオ

今日修理の可否に付いてお問い合わせを頂いたのは Philco, 39-55RX 1939年製の中波(8 周
波数プリセット可能)受信機でプリセット切替には何と無線リモコン (Mystery Control) 制
御のモーターが使われている様だった。 39-55RX と姉妹機種 39-116 (中波+短波)が一つ
の資料の中に記されている為各々の仕様がいまいちハッキリしない。  この種の受信機の修理
のお問い合わせはこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。
   画像は Radio Museum の物をお借りしたが添えられていた情報では中波のみで 8周波数が
リモコンで選択出来るとなっていた。 

10月2日 ご依頼主から送られた画像2点を加えた。 一応真空管は点灯し、VRをいじると
ガリが出るとのことでスピーカー(フィールドタイプ)は生きている様だった。

Mystery Control と呼ばれるワイアレス・リモコン。  使用されている真空管は 30 単球で発振
周波数は 300~400KHzの様だった。 電池は 3V+45V でアンテナは特に無く内部に巻かれた
発振コイルが使われている様だった。 

10月5日 今回のシャーシーが届いた。

一部のペーパー・コンデンサは米国で交換されていた。

想像通りゴム引きのリード線は傷みが激しかった。 また一部のブロック型電解コンデンサ
が破裂?していた。

スピーカーを本体に残して来たので+B電源が入らずコネクタのピンを調べ始めた。

次いで音量調整の VR を探したが回路図では㉑の部品がそれだが、下の図に記されている様
モーターで制御される物でつまりワイアレス・リモコンが必要となる。 困った!

テッキリ前面パネルの左側の2個のツマミの片方が音量調整かと想像していたが実際は音質調
整の様だった。 類似機種の YOUチューブ画像では確かにリモコンで音量調整をしていた。

フィールド・コイル代わりの 1KΩを加えた。

リップルが大きかったので破裂?していた電解コンデンサ 25μF ㊵ に 33μFを加えた。

それでも尚リップルが多く、低周波段のゲインが少ない様だった。 先ず電源回路要修理。

前面右のツマミ 二つは内側が同調、外側が手動選局/プリセット選局の切り替えだった。 
局発は機能していたが受信には至らなかった。

先に進む前に基本的な真空管の gm 等の測定に取り掛かった。

リモコンの受信部の物を除き 6J8G:P42/25, T30/13, 78:47/36, 6Q7G:28/20, 25-36/40, 42:76
/50.80/50. 80 51-48/40 と 6Q7G の2極管部のエミッションが最低値を大きく下回っていた。

次いで IFT の各巻き線の抵抗値を診て見たが全て良好だった。

10月6日 昨日ご依頼主に各調整部分の説明がどの様に記されているのかを伺った。 結果正
面左の二つは (最左) 音質、(その次) ON-OFF 音量と伺い解せなかったので回路図等を持ち帰
った。   回路図だけでは理解が困難だったが分かって仕舞えば左から二つ目のツマミでに連
動しているスイッチは上の部品番号 56 で、このスイッチでモーター 51 の回転を制御してい
る様だった。 つまり電源の ON-OFF また音量調整はこのモーターで為されている。

モーターが回らないことには電源の ON-OFF も音量調整も出来無いのでモーター回路に取り組
んだ。  ところが電源を入れてもモーターのシャフトは内部で前後に移動したが回転はしなかっ
た。念の為 AC120V 入力でも確かめてみたが変化は無かった。 ならばと回路図に在った 30μF
(交流回路で耐圧不明) の代わりに 33μF/350V を添えた結果良好に回転して呉れた!

これで難関の一つはクリアー出来たので絶縁劣化が想像出来るペーパー・コンデンサ、容量抜け
が想像出来る電解コンデンサを交換した(ブロック型はそのままシャーシに残した)。

午前中、根を詰めて作業をしたので一休みとした。(作業机が満杯状態なので開けた)

10月7日 モーターの制御回路に疑問は残っているが駄目元で通電してみた。コンデンサ類の交
換が功を奏した様で、嬉しいことに良好に動作して呉れ想わずご依頼主に電話をして仕舞った。

10月8日 発送の前にモーター部分の減速機構の画像を撮っておいた。

上下のリレーはワイアレス・リモコンの制御用の物でサイラトロン 2A4G でドライブされている。

パイロット・ランプが点灯していなかったがソケットに問題が在りそうだった。

ズット疑問に感じていたのは電源の ON-OFF と音量を制御する接点で、下の 56 の部分がそうだ
が上の図では Model 39-55 では 上から 47-56-25 と記されているがこれらに繋がってはいない
様に想えた。

左側の二つのツマミの内側が制御用のツマミでギアで増速されていた。

実際の接点の画像。

結果想像通り、接点に繋がった緑と褐色のリード線は上の画像の(電解コンデンサを2個直列に
した両端)に繋がっていた。 

 

 

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SONY, ICF-5500A

2023-09-21 13:29:46 | ラジオ

 今日お預かりしたのは SONY, ICF-5500A で一応動作はするが一寸衝撃が加わると動作し
なくなるとのお話だった。 この種の BCLラジオの修理のご依頼はこちらの ホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

側面のバンド切り替えツマミを触ると症状が出た。

先ずは分解し中身を取り出した。

バンド切り替えを触ると症状が出たのでここを中心にパターンを診て見た。

バンド切替スイッチのパターン面に問題は診られ無かったが念の為全て半田付けをし直した

もう少し範囲を広げてみたが上の画像の中央部分に半田クラックを見付けた。

そこ(矢印の先)を半田付けし直した結果問題は幸い払拭出来た様だった。

連続運転を続けているが動作良好。

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SONY, ICF-6800

2023-09-20 13:53:19 | ラジオ

  先週9月12日に修理依頼を頂き発送の連絡を待ったいたが15日ヤマト運輸で発送したとの
連絡を頂いた。 ところがこちらえの配達予定が19日とのことで何故それ程日数を要するの
か不思議だったが伺った伝票番号から  らくらく家財宅急便  と分かり成程と一応納得した。 
ところが19日は午前中家人を病院に送り迎えしなければならず午後2時以降に配達して欲し
いと連絡を試みたが中々電話が通じず何度目かにヤット繋がった。  18日担当の方に状況を
説明したが結局19日は既に無理で翌20日午後なら指定出来るとのことだったが何と12-18
時の間とのことで17時には帰宅して仕舞うのでそれまでに届けて欲しい旨伝えた。 サテ
今日20日、9時半に貰った電話では15-18時の間に伺う予定とのことで一昨日17時には帰
宅して仕舞うと伝えた旨を話したが伝わったのかは不明。  しかしこれ程頼りない運送会社
を他に知らないがその昔  らくらく家財宅急便  がスタートした頃は便利なサービスと感じ
たが、その後徐々に扱って呉れる物に制約が生じこのところは殆ど使わなくなって仕舞っ
ていたが今回の様な左程大きく無い物にこのサービスを使われるとは想定していなかった。
サテ17時までに届くか? お問い合わせはこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
(新)にお願い致します。

一応16:10に届いたが開梱しただけで今日は時間切れとなったので明日朝一で診させて頂こう。

伺った様メインのノブと FM の選局ツマミ中央の金属板が無くなっていた。 他にランプが
点灯しない、メーターが動かないとのお話も有った。  しかし肝心要の動作に付いては不明

輸送に依る問題は無さそうだった。

9月20日 朝一で動作確認に取り掛かった。 MW に特に問題無し。

SW にも特に問題は診られなかった。

FM にも特に問題無し。 メーター部分は難航することが想像出来、ツマミも本来の物が
上手く見付かるか?

9月28日 全ての修理、調整等が終わり最終試験を行った。

FM の感度も可成り上がった。

中波の感度も上がった。

短波帯の感度も良好。

下は交換したランプとトランジスタ。

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B&O, Beolit 600

2023-08-30 12:39:11 | ラジオ

 今日お預かりしたのは久し振りの B&O, Beolit 600 で全く音声出力が無いとのお話だった。
この種のラジオの修理、改造のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新)
にお願い致します。

音量調整(ボリューム)のツマミが欠落していた。

スピーカーを固定している4本のビスの内の右上は本体側のナット部分が欠けていた。

調べ始めて驚かされたがスピーカー用の出力コードがスピーカーから離れていた。

スピーカーのコードを繋ぎ動作を診てみたが FM (海外バンド) は良好だったが、AM (中波、長波) 
は機能しなかった。 *局発も機能していなかった。

8月31日 通常は行っていない (誰でも出来る)AC アダプタでの動作確認、外部入力の動作確認
をご依頼頂いたので体調が優れなかったので車で仕事場に向かい両機能の確認を行った。 ただ
手許にピッタリの DC プラグが無かったのでクリップで繋いだ。  購入時欠品及び動作確認を行わ
なかったのか伺ってみたが、数年前に eBay で購入しそのまま飾っていたとのお話だったが確か発
注後 90 日は返品が効くので受け取り次第確認した方が良い。 スピーカーが繋がって無く音が出
無いと云った問題や、AM が機能しない問題、又音量ツマミの欠落は共に大きな問題と云える。

 

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Philips, B4X23A

2023-08-05 15:28:52 | ラジオ

  今日お預かりしたのは初めてとなる Philips, B4X23A でダイアルが空転して仕舞うと伺った。
これまでにも Philips の物は何度か手掛けたがダイアルのストリンギングは非常に複雑で時間が
掛かった。 この種の物の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新)
にお願い致します。

イヤハヤ永年積もったホコリが凄かった!

内部に中波用のダイアルポインターが落ちていた(ダイアル糸には問題は無かった)。

最初 FM も機能していたが通電後暫くして動作しなくなった(こちらは使われて無い様なので問題
は無さそう)。 しかし構造が可成り複雑で組み立てにも難航しそう。 少しランニングしてみた
が途中音量が減って仕舞ったが真空管ソケット部分に接触不良が在った様だった。

8月6日 昨日の続きに取り掛かったが FM も聴かれるとのことで改めて FM の動作を確認した。

ダイアル板の左下に隙間が無く(持ち上がって無い) 途中で FM ポインターが止まって仕舞っていた。

結果判明したのは今回の機種は以前 FM を日本バンドに改造してあった。 可成りホコリを除いた。

組み込みに取り掛かったが機構系が可成り特殊で2時間以上を要して仕舞った!

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National, RJX-4800

2023-07-07 15:37:41 | ラジオ

今日お預かりしたのは久し振りの RJX-4800 で FM の感度が非常に悪いとのお話だった。この種の
受信機の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

お話の通り FM の感度は非常に低かった。 上はこちらで最も電界強度の高い FM 横浜受信時。

先ずは FM の RF Amp. 2SK49 を交換してみたが変化は無かった。  余談だが Z1 の f 特は問題有り

念の為高周波増幅の L/C や FM 用 IFT を調整したが変化は殆ど無かった。 次いで FM 用セラミッ
ク・フィルター 3個を診て見たがここも変化は無かった。

こうなると後は FM/AM IF を担っている IC, μPC1018 が怪しいが残念ながらこの IC は在庫が無い。

7月8日 昨日確認し忘れた部分が有ったのでそれらに取り掛かった。 結果 FM Mix 2SA838 の
動作が可笑しかったので 2SA733 に交換した結果可成り改善され数局を受信出来た。

7月8日 一応低感度ながら数局は受信出来る様にはなったが気になり再度取り組んだ。上はFM
の周波数混合 (回路図では FM IF AMPと記されているが)Tr24 のエミッタの電位だがここは
本来は約 5Vなければならないのだが。

アチコチ調べたものの何故エミッタが +0.44V しか無いのかが分からなかった。 まさかとは想っ
たがベースに繋がっているトラップ? L47 の端子 4 を浮かせた結果正常な電圧となった。

周波数に依って可成り感度の増減が診られたが上は NHK 横浜 81.9MHz受信時。 Sメータは約4.6

一度外した本来のトランジスタ 2SA838 に戻した結果NHK横浜での Sメーターの振れは振り切れた。

上はこちらで最も電界強度の高い FM 横浜 84.7MHz 受信時。アンテナ入力に入っている BPF (Z1)
の f 特がフラットでは無く低い方にピークが有ったので上の様な結果となったと想われる。

しかし滅多に無い問題と想えたが上手く動作する様になって一安心!

 

 

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Atwater Kent, Model 637

2023-06-30 12:50:53 | ラジオ

今日の3台目は Atwater Kent の Model 637 で 1932年製の G/GT 管7球の Tombstone。 この
種のラジオの修理、改造のご依頼はこちらのHP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い
致します。

本来のスピーカーはフィールド・タイプの様だがコーンの破損が激しく交換用に添えられていたの
は通常のダイナミック・スピーカーなので多分電源部の改造が必要。

Bluetooth ?用の受信機が添えられていた。

7月1日 通電しようと電源を繋いだが電源が入って無い様で内部を診て唖然とした。 電源は後付
けの LED ランプに繋がっているだけで本体の電源トランスには配線されておらず1次側の引き出し
線がどれか不明で、更に線材はアチコチで被覆が割れておりこれらを全てやり直すとなると大変な
費用が発生するのでここまでとさせて頂いた。 しかしここまで酷いモデルも珍しい。

 

 

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Zenith, Transoceanic H 500

2023-06-30 12:45:17 | ラジオ

今日の2台目は Zenith, Transoceanic  H 500でこちらも動作未確認の様だった。 この種のラジオ
の修理、改造のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願いします。

真空管 5球の内の 1本 (1U4) が欠落していた。 これでは動作確認も無論不可能。

ストックを探し 1U4 と 1S5 を用意した。

欠落していた真空管 1U4 を加え動作を診てみた。  最初何故かスピーカーが機能しなかった?

お約束のセレン整流器は殆ど使えない状態だったのでシリコン・ダイオードをパラに加えた。

その後回路を追ってみたが音声出力が無く、出力管の 3V4 のフィラメント 1-7 番ピン間が本来は
3V 近く無ければならないが1.5V程しか無かった。 回路図を持ち帰ったので作戦を練ろう。

7月1日 フィラメント回路がギリギリ動作するかどうかの瀬戸際の感じがした。 一応動作したが
リップルが多く到底使えるレベルでは無かったので本来の容量に近い電解コンデンサを外付けして
みたが殆ど変化は無かった。

ハムは前段 (1S5) のところで発生している様だったが自分の物に交換してみたが全く動作しなくな
った。 ついでに中波用ループ・アンテナ回路を診てみたが Wavemagnet の導通は有ったが途中の
配線(キャビネット内)が切れている様だった。 残念ながらご希望の金額での修理は無理そう。

 

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SONY, ICF-PRO80 + FRQ-80

2023-06-16 15:39:49 | ラジオ

昨日久し振りに ICF-PRO80 に通電してみた。 以前の記憶では Air Band 等が上手く機能しなかっ
たハズ。  この種の受信機の修理のご依頼はこちらのHP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) に
お願い致します。

15.230MHzで北京放送が強力に入感した。   コンバーターの RF ゲインが低いのか?

昨日回路図を持ち帰り当たる場所の目星を付けておこうとしたがブロック・ダイアグラムが無くまた
回路図に VCO の発振周波数が記されておらず困った。一応コンバーター FRQ-80の水晶 (115MHz)
は発振している様だった。 (昨日は羽田の ATIS を受信出来なかったが何が変わったのか?)

近くを飛んでいる航空機があれば通信を傍受出来るかと上の周波数に合わせたところ一応受信出来た。

次いで羽田の ATIS を駄目元で聴いてみたが室内でも一応受信出来た。

国際 VHF はどうかと周波数を合わせたが流石にこちらは室内では無理そうだった。 外に出て
千葉ポートラジオ等を受信したが本の少し場所を変えると歪が増した、何故か?

 

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Braun, SK 5 (再)

2023-05-30 16:01:07 | ラジオ

先日修理、改造を終えお送りした物が輸送中に壊れて届いたとのご連絡を頂いた。 今回も前回同様
衣装ケースの様な物を2個使った梱包で可成りシッカリしているが想像では可成りの高さから落下さ
せたと想われる。 ところでこの2~3年で宅配便の輸送中の事故が多くなった様感ずる、特に長い
物が顕著でこちらで扱っている Beosound 9000, 或いは今回の様な Braun, SK シリーズ、Audio
300 等が多い様感じられる。 この種の物の修理、改造、動作確認等のご依頼はこちらのホームペ
ージ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

今回も(実は同じモデルで同様の事故に遭遇した物を先日手掛けたばかりだった)右側が沈み込ん
でおりツマミと取り付けネジが外れて箱の中に落ちていたとのお話だった。

画像では見難いがボリューム 3個のジャフトが本体にぶつかっておりシャーシーが動かせ無かった。

ダイアル板も可成り...変形していた。

シャーシーを本体に固定する 4つの台座の一つの取り付けネジが無くなって、また斜めになっていた。

取り付け部分の片側が持ち上がっていたので修正した。

Braun 製品の場合可成り後までマイナスねじが使われており作業効率が落ちる(特に深い場合)。
ヤレヤレ何とか組み込み、本体をヒックリ返したところでダイアル板の変形修正を忘れていた。

ガッカリしてばかりもしていられず、再度分解しダイアル板を極力平らにした。

アクルル・カバーを保持している左のヒンジが確実には固定されて無いとのことで接着剤を加えた。

ラジオ部分もターンテーブルも全て良好だったが今度は無事届けて欲しい!

 

 

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Zenith, H 500 (1951)

2023-05-26 14:47:43 | ラジオ

  今日の3台目は久し振りの Transpceanic で型番は不明とのことだった。 徐々に感度が落ち遂
に受信しなくなって仕舞ったとのお話だった。 この種のラジオの修理、改造のご依頼はこちらの
ホームページ  http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

  内部に貼られたラベルにはシャーシNo. 5H40 と使われている球種 (1U4-1L6-1U4-1U5-3V4)
が記されていたが型番が不明。 Radios of Baby Boom Era Vol.6 と Rider's Perpetual Trouble
Shooter's Manual Vol.XXII で型番を探した結果 H 500 と判明したが 1L6 は使われておらず何
と代わりに 1R5-SF (25mA管)が使われていた。 通電するとこの 1R5-SF のフィラメントが明
るく点っていたが云うまでも無く他の真空管は 50mA 管なので問題有り。

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JEF 73 + FM Sounds

2023-05-26 14:23:22 | ラジオ

久し振りのホーマー?製小型ラジオ JEF 73 と米国制の FM 専用ラジオ (FM Sounds)で動作確認
をご依頼頂いた。  この種のラジオの修理、改造、動作確認等のご依頼はこちらの ホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

電池用の電極に可成り緑青が診られたので何とか取り除いた。

電池(LR44)2個 を加え外で実際に受信してみた。 可成り不安定だったが上手く操作すると
殆どの局を聴けた。 特に周波数が高い方は比較的受信し易かった。

 

こちらもこれまでに手掛けたことが有る FM 専用モデルで、添えられていた小型電池は辛うじて使
えそうだったのでそれを使って動作確認を行った。(型名は不明だが FM Sounds と記されていた)

電池用のジャンパーとなる金属板が片方途中で折れている様だった。

電流は 8mA 程が流れ動作したが、電池を繋いでいる裏蓋に設けられたジャンパーでは上手く電流
が流れない様だった。 ジャンパー用の金属板の片方が折れているのが原因の様だった。

手許に有った燐青銅板を加工しジャンパー用の金具を作ってみた。

上手く動作すると可成り高感度だったが電池は新しい物に換える必要が有りそうだった。

Repair 9000x2=18000+Shipping 850=18850    佐川急便 浦安営業所 047-435-8518
船橋市西浦2-14-1 7~21時    Shipped May 28, 2023

5月27日 今朝も動作を確認してみたが動作せず調べたところ電池が放電し電圧が可成り下がって
仕舞っていた。  電源スイッチは OFF としたのだが調べたところ完全には切れないことが有った。

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SONY, ICF-7600DA

2023-05-14 16:47:38 | ラジオ

今日お預かりしたのは初めてとなる SONY, ICF-7600DA で音声出力が全く無いとのお話だった。 
このところ満杯状態が続いており、1~2週間程後にお送り頂ける様皆さんにお願いしているがお
願いする前にお送り頂いた様だった。  この種のラジオの修理のご依頼はこちらの ホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

5月28日 最終動作確認を行った。

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Zenith, T 505 (1953)

2023-05-13 16:33:12 | ラジオ

  今日お預かりしたのは Zenith, T 505 で1953年の物の様だった。 この1953年製の物は手許に在る
Ridersのラジオのマニュアル1~23、ラジオとテレビが纏められた25~27にも網羅されておらず回路
が不明なので1951年頃の H503 の回路を参考にした。 お話ではノイズは出るが全く受信しないとの
ことだった。 この種のラジオの修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新)
にお願い致します。

構成は MT管 5球 (1U4-1R5-1U4-1U5-3V4) で RF Amp.付き。 ループ・アンテナは取り外せる。

本機種の場合低周波段の段間には上の複合ユニットが使われておりここが問題になることが多い様。

ゴーサインを頂いたので通電したところ +B の電圧が低くまたブーンと云うハムしか出なかった。
電源の電解コンデンサに多分容量はこれ位だろうと想われる物を追加した。

低周波は若干動作し始めたが全く受信せず調べた結果周波数変換の真空管 1R5 が断線していた。

若干ハムは出ていたがこの位が精一杯では無いかと想われた。 スピーカーのコーンが一部
破れていたので補修した。

5月14日 セレン整流器をシリコン・ダイオードに交換し、念の為ペーパー・コンデンサも交換した。 
若干ハムが気になるが動作して呉れた。  梱包を済ませたがネットで念の為に調べ直した結果類似機
種の回路が見付かり電源回路の定数をその回路に合わせてみたが若干改善されただけだった。

 

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