昨日、農研機構カンキツ研究拠点の一般公開に伺った時、
温州ミカンのお父さんとお母さんに出逢うことができました。
温州ミカンは、日本の在来品種であり、
400年ほど前に中国から鹿児島県に伝わった柑橘の種から偶然発生したと
考えられていましたが、その親はこれまで明らかになっていませんでした。
それが、2016年12月 DNA鑑定により、
母親(種子親)が紀州ミカン、父親(花粉親)がクネンボであることが
判明したと農研機構(つくば市)が発表。
では、実際の親子が並んだ様子をご覧ください。
左 母親の紀州ミカン
右 父親のクネンボ
真ん中 温州ミカン
●母親の紀州ミカンの特徴
中国から伝わったとされるカンキツで小みかんとも呼ばれている。
香りや食味は優れるが、果実は小さい。
●父親のクネンボの特徴
インドシナ原産で沖縄を経て九州に伝わったとされている。
果実が大きく、味が濃厚だが、特有の臭気がある。
●温州ミカンの特徴
種子が少なく、果実が大きく、食味に優れる。
両親の良いところを受け継いだ温州ミカン。
静岡の家庭のこたつの上には、常にみかんがのっていて身近な存在でしたが、
お父さんとお母さんにお目にかかれたことで、
ますます親しみを感じました。(^^♪
紀州ミカンとクネンボはたくさんの子供を
残したんだね~♪ ヽ(^o^)丿