”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

幻の梨 稲城

2015-09-04 10:54:22 | 果物

東京都稲城市が誇る特産品と言えば・・・梨

ということさえも知りませんでした。^_^;

   

そんな稲城市で生まれ、

しかも生産者が大変少ない、

幻の梨、「稲城」をいただきました。

  

  

 

まず、驚いたのはその大きさ。

なんと600gもありました。 (@_@;)

   

 

カットしてみましょう。

 

  

 

一人で1個はとても食べられない大きさです。

果汁がたっぷりで、甘味はすっきり!!

梨特有のあのジャリジャリ感を強く感じました。

とってもなつかしい味がします。

  

  

稲城市でいつから梨の栽培が始まったのか?

正確な記録はありませんが、

その歴史が江戸時代にまでさかのぼることは確かなようです。

 

言い伝えによると、最初に植えたものは「淡雪」という品種。

元禄年間に、長沼村(現・東長沼)の代官が

山城国(現・京都府東南部)に出かけた帰りに持ち帰り、

村内に植えたのが梨栽培の始まりだそうです。

  

 

皆さんは、梨をすりおろしたこと、ありますか?

それは、まさに淡雪そのもの。

今にも溶けてなくなりそうな雪のようです。

 

長沼村に植えられた「淡雪」も

そんなイメージだったのでしょうか?

溶けてなくなりそうな雪が、

その後、幻の梨を作り出した・・・。

 

そう思うと、どっしりとしたこの姿も

はかなげに見えてきます。

 

コメント
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