”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

情報満載のお茶を飲んで

2015-06-30 08:35:18 | 健康・病気

食品の体への効能について国の許可なく表示できる

「機能性表示食品制度」が

この4月から始まりました。

事業者は、表示の科学的根拠を示す臨床研究結果や論文を

販売の60日前までに消費者庁に届ければよいので、

受理された商品の販売が、6月から始まったわけです。

   

  

私も、さっそく買ってみました。

 

 

  

  

驚いたのは、パッケージに文字が多いこと。(@_@;)

 

  

このお茶が、体にどういいのか

表示されています。

これは、大きく書かれていますね。

  

  

しかし、それ以外に、

届出表示として、このお茶に含まれる

難消化性デキストリンの説明が細かい字で

びっしり書かれており、

さらに、大変読みづらい白い文字で

 

 

「本品は、事業者の責任において特定の保健の目的が

期待できる旨を表示できるものとして、

消費者庁長官に届出されたものです。

ただし、特定保健用食品と異なり、

消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。」

と書かれています。

  

  

そして、極めつけは

「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」

のひとこと。

  

 

こ~んな細かい文字をいちいち読みながら

お茶を飲む人が何人いるでしょうか?

これを見ていると、

「こちらは、持っている情報をすべて出したんだから、

あとは、消費者の皆さんがご自由に判断して!」

と言われている気がしてなりません。

  

 

食品は、あくまでも食品。

病気を治すためのものではありません。

それは国のお墨付きをもらったトクホでも同じです。

  

定量を一定期間摂取して得られた効果であって、

気まぐれな摂り方をした場合の効果は

よくわかっていません。

  

  

機能性表示食品は、決して魔法のような効果があるものではなく、

あくまでも健康な人が、その健康を維持するためのもの・・・

その程度に考えて、

改めて食生活を見直すことが大切なのではないでしょうか。

 

コメント
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