”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

2L、3Lが目立つみかん

2011-11-26 15:30:47 | みつかわキッズ

三川小学校、笠原小学校の児童60名が

山田の松尾園さんでみかん狩りを楽しみました。

 

私は、公民館で子供たちが食べる豚汁の準備をしていたので

みかん狩りには付いて行くことができませんでした。

Img_2554

   【100人分の豚汁の出来上がり】

Img_2557

   【最高5杯おかわりしてくれた子がいました】

 

そこで、午後改めて、一人で松尾園さんに伺い、

ご主人の松尾さんにお話を伺いました。

 

●今年はずいぶん大きなみかんが目立ちますが、

 どうしてですか?

 適当な雨量があったことと、

 自然落下が多く、実に成ったものの数が少ないので

 1個当たりの大きさが大きくなってしまいました。

 2L、3Lサイズのものが目立ち、

 3Lが全体の1割5分もあるなんていうのは、珍しいことです。

 

Img_2561

    

みかんの花の9割がたは自然落下します。

つまり、実になるのは花の1割ということ。

さらに摘果作業が加わるので、収穫できる実は

花の1割弱ということになります。

今年は特に、自然落下が目立ちました。

ただ、台風の頃は、実も小さく、枝が折れることもないので、

台風による落下はなかったそうです。

 

●今年のみかんのお味は?

 酸味は少ないけど、甘味もあまり強くはない。

 まあまあの味というところでしょうか。

 

●私は適度に酸味のあるものが好きですが

 今好まれている味は?

 酸味のあるものより、甘い味が好まれています。

 ただ、みかんは収穫直後においしく感じられても

 貯蔵しているうちに味が落ちるものもあるし、

 またその逆もあります。

 早生品種は収穫後1ヶ月以内、青島は2~3ヶ月以内に

 食べきることをお勧めします。

 

●みかん栽培で一番大変なことは?

 収穫と選果作業です。

Img_2559

     【松尾園さんの選果機】

 

今は、早生品種の収穫に追われる毎日。

年明けからは青島、

さらにポンカン、デコポンなどの収穫が待っています。

「みかん農家に休みはないよ。」

松尾さんはそうおっしゃいますが、

軒先には干し柿が吊るされ、

たくあん漬けの下準備をしながらお話して下さるお姿からは

丁寧な暮らしぶりがうかがえました。

 

松尾さん、貴重なお時間をありがとうございました。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする