昨日の西村農園さんのブログに
とても興味深い記事が掲載されていました。
こちらです。 http://nisimura.hamazo.tv/e3010087.html
「サヤマカオリ」という品種のお茶は、
刈り取る前に3週間ほど黒いシートをかけることにより、
・緑がより鮮やかになる。
・渋みも少なくなり、味がまろやかになる。
という効果があるそうです。
(こういう製法のお茶を「かぶせ茶」と言うそうです。)
しかし、素人考えでは、太陽をいっぱい浴びた方が
緑も濃くなって、おいしいお茶に育ちそうな気がしてきます。
もう~っ!!
植物の色とか旨味成分の話となると、
好奇心いっぱいになってしまう私!!
調べましたよ~♪
①なぜ緑が濃くなるの?
今まで太陽をいっぱい浴びて育ってきたお茶は、
突然黒いシートをかけられ、日光が制限されると、
「この少ない日光でも何とか光合成を行わなきゃ!!」
と工夫を始めます。
それは、自身の葉緑素を増やすこと!
その結果、茶葉の緑が濃くなります。
②なぜ、味がまろやかになるの?
お茶の旨味成分は「テアニン」ですが、
このテアニン、日光によって「カテキン」という渋味成分に変化します。
黒いシートで日光を遮ることにより、この変化が抑えられる
というわけです。
また、日光を遮ると、お茶の木は何とかして葉を成長させようとし、
その結果、厚みの少ない柔らかい新芽が育つという効果も!!
逆境の中で、植物が生き抜く知恵。
私たち人間はその恩恵に与っているのですね。
勉強させていただきました。
西村農園さん、ありがとうございます。