UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

参院選異聞:さまよえる反原発票・・・

2016-07-07 00:33:34 | 日記

参院選の投票日が近づいてきましたね。先日74日の日記に、どうもこのたびの選挙では原発問題はたいして争点になっていないようだと記しました。そうしましたら翌日の75日の朝日新聞に「原発を語らない選挙戦:与党、反発避ける / 野党、連合に配慮」という記事が掲載されていました。

今日の写真はこの記事を撮ったものです。面白い記事といったものではないのですが、読んでもいいよと思われる方は、思いっきり拡大してご覧になってくださいませ。

デジタル版が以下のサイトにも掲載されています。http://www.asahi.com/articles/DA3S12442598.html

今日の日記、いつもながら手抜きでお恥ずかしいのですが、大半はこの記事の受け売りです

この記事によれば、運転期間を原則40年とする老朽原発の廃炉方針までもが「骨抜き」にされてしまったいま、自民党の幹部は「脱原発の世論が激しいのは福島ぐらい。ほかの地域ではもう原発は争点にならない」と開き直っており、その福島選挙区でさえも「焦点が当たるのは、脱原発の理念より、原発災害からの復興という身近な問題」とのことです。

また、東電柏崎刈羽原発がある新潟県でも、有権者の再稼動問題への関心は高いものの「推進する与党だけではなく、野党にも主要争点に掲げる空気は感じられない」とされています。

新潟の場合、野党統一の無所属候補である森ゆう子氏、本人は以前から「脱原発」を訴えていたのですか、民進党の支持母体である連合が電力関連の労組を傘下に擁しており、そのため連合が「脱原発を言い続けるなら支持しない」と明言しているとのこと。このため、「原発に頼らないエネルギー社会を」と第一声で簡単に触れたものの演説の大半は経済問題や安保法制批判であったとのこと。

湖国・滋賀県の場合も事情は新潟県とほぼ同じ、連合が暗躍。野党統一の民進党候補の林久美子氏、ダンナが現政権の官房副長官を務めている自民党議員、もともと原発のゲの字も口にしたことがない人物であり、そのうえ新潟県と同様に連合が圧力をかけられているため、共産党の集会では「お母さんたちが不安がっている気持ち、大いに共感できる」などとリップサービスしたものの、演説で原発問題に触れることはないとされています。

一方、国内で唯一稼働する川内原発がある鹿児島県では、自民現職が出陣式で「専門家でない者が『危ない、危ない』というのは無責任」などと「専門家の判断」を強調、選挙演説でも原発問題にはほとんど触れていないとのことです。

原発問題が争点となり得る可能性が他の地域よりは大きいはずの上記の四県の選挙区でさえこのような状況ですから、これら四県以外の選挙区における状況は推して知るべし、まったくと言っていいほど原発問題は争点になっていないのではないでせうか

主要な争点が経済政策や安保法制・改憲問題であるというのが与野党のスタンスであるとしても、与野党は原発問題をこれらの争点に勝るとも劣らぬ重要な争点として捉え、もっとフェアに正面から論じるべきであったことは明らかです。それが政党の責任というものでありませう。

福島原発事故からわずか5年、この一望の荒野とも言うべき政界の惨憺たる状況、そして労働団体の横暴、GGIはまことに暗澹たる思いがいたします。政党の手前勝手なご都合主義により原発問題は選挙の場から葬り去られたのだと言わざるを得ません。

かくして、このたびの参院選、原発などと言う時代遅れのお荷物はさっさと捨てたらと思っているGGIなどの市民の票は、この一望の荒野をたださまようしかないのであります・・・・

かようなしだいですから、今年18歳になった少年少女のみなさん、あなたたちも思いっきりさまよってくださいね。老人はさまよったところで、もう何も得るものはないのでありますが、若いあなたたちは、さまようことによって何か得るものがあるかもしれません。でも何を得ることができるか、あるいは得ることができないか、保障の限りではありませぬ。

グッドナイト・グッドラック!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする