世の中なんでもPRの時代ですが、最近は誇大なキャッチコピーや虚偽のキャッチコピーはいけませんということになっています。でも、世の中、巧妙なる紛らわしいコピーが存在しているのです。
今日お見せする写真は紛らわしいキャッチコピーの一例です
近くの大きなスーパー、その駐車場の隅っこに設けらえている身分証明用の写真を自分で撮るためのボックスです。よろしければクリックしてご覧くださいませ
コピーに曰く
《キレイな証明写真、すぐ出来ます》
このコピー、なかなか曲者です。なんとなくこのコピーを目にしますと、多くの方は、この写真機なら自分はキレイに写るんだ、美男子や美人に写るんだ、実物よりもキレイに写るんだと思ってしまうではありませんか?
でも、「キレイな写真」はいかようにも解釈可能であります。なんでも自分に都合のよいように解釈しがちなのがニンゲンという生き物でありますので、この「キレイな写真」は「あなたがキレイな写真」ができますという意味に勝手に解釈してしまうのですが、これは単に「仕上がりがキレイな写真」という意味であるとも考えられます。
このどちらの意味にも解釈できるのがこのコピーの巧妙なところです、
最近のデジタル技術は優秀でありますから、このコピーの左側に「美肌仕上げ」などと書かれておりますように、お肌を実物よりもスベスベに見せるなどの修正なんかは多少施したりはするのでしょう、あるいは小じわをとったり目元スッキリ、ゲジゲジ眉毛を修正したり、鼻筋をまっすぐにしたり、いろいろ可能かもしれませんね。でもですねえ、いくら技術が優れていても、もともとキレイでないモノがキレイに写るわけがないことは明らかです、
でも、このコピーを目にして、「私はキレイに写るんだ」と何となく錯覚してしまいそうですから、これは違法ではなくてもヒトを惑わす良からぬコピーであります
などと勝手なことを書きました。しかしながら、現代人は、GGIも含めて、なかなか素直ではありませんので、このようなコピーを目にしても「何?キレイに写る?そんなはずないやろ」と一蹴するだけかもしれませぬ・・・・
今日もどうでもいい話、ゴメンナサイ・・・
グッドナイト・グッドラック!