

松本市内田にて
■ 集落の辻などに祀られている道祖神は塞の神とも呼ばれ、外来の邪悪なものを塞ぎる、厄除けの願いが込められているとされる。道祖神には五穀豊饒、子宝・安産、子孫繁栄などの願いも込められている。「塞」を「幸」とを結びつけて祀ったという(*1)。
道祖神をいままで何体も取り上げたが、男神女神の双体神が大半だった。中にはかなりエロティックな表現のものもある。この道祖神には子宝に恵まれますように、との願いがストレートに表現されている。昭和初期の建立。
*1参考文献 『道祖神』降旗勝次編/鹿島出版会 昭和50年発行
メモ)第1900稿。