142 松本市北深志(安原町)の火の見櫓 110220
■ 先週この火の見櫓の前を車で通りかかった。そのとき随分存在感のある火の見櫓だなと思った。今日(20日)の昼過ぎ改めて観察にでかけた。
櫓を構成する等辺山形鋼(L形の鋼材)の寸法(辺の長さ)を計ると10cmあった。存在感がある、と感じた理由は鋼材のサイズにあったのだ。ブレースにも丸鋼ではなく、アングルが使われていることもその一因だろう。自宅のすぐ近くにある火の見櫓の鋼材の寸法は5cm、この火の見櫓は「骨太」と言っていい。
櫓は上方に向かって直線的に絞られているし屋根は飾りっけ無しの四角錘、見張り台の手すりも直線で構成されていて、堅いという印象を受ける。見張り台も踊り場も床には鋼板が張られている。
地域の人たちはこの男性的な火の見櫓を頼もしく感じているだろう・・・。