岩間寺に蛙飛びこむ池ありて
芭蕉の謎の深まるばかり 樋田哲夫
西国三十三札所第12番岩間寺は上醍醐寺と山続きで10キロほどの距離であろうか。上醍醐寺は京都市伏見区、岩間寺は大津市となる。その岩間寺に芭蕉の名句「ふる池や蛙飛びこむ水の音」の池がある。小さな池で芭蕉の筆跡の句碑も公然と建っている。この句は学校では山形の旅の途中での句と教わったのだが。
芭蕉の謎の深まるばかり 樋田哲夫
西国三十三札所第12番岩間寺は上醍醐寺と山続きで10キロほどの距離であろうか。上醍醐寺は京都市伏見区、岩間寺は大津市となる。その岩間寺に芭蕉の名句「ふる池や蛙飛びこむ水の音」の池がある。小さな池で芭蕉の筆跡の句碑も公然と建っている。この句は学校では山形の旅の途中での句と教わったのだが。
平成14年奥の細道車行脚の出発点深川、芭蕉所縁の神社に蛙の小さな石像があり、古池や・・・がここで作られて居るものとばかり思っていたが、大津にもとは。
古池や・・・に限らず、本家争いは何処にでもある話ですネ。
杉山杉風に草庵の提供を受けた深川芭蕉庵で、貞享3年作が一般となりそうですね。
芭蕉が生存中に名句の評価を得ているならば、こんなことにはなっていないのではないでしょうね。
江戸中期のことでありながら、曖昧になるのではお粗末過ぎて困ったものです。