峠はるかに山(水墨画) 2010-07-30 06:14:09 | 水墨画 暑さ避け世俗の憂さを払はむと 峠にはるか眺めゐる山 樋田哲仙 人は一人では生きていけない。相互の助け合いの中で生きていることは百も承知しているが、人と関わるだけに困惑することも多発する。悩み事に意見を求められて、軽い発言が他人を通して先方にとんでもない言葉として伝わっている。逆輸入の形で返った言葉に愕然とする。人はどうして正確に伝えられないのものだろう。誤解も生じ、憎まれかねないことにもなる。そんな時自然と対峙するの私の良薬のようだ。