哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

百人一首第五十七番めぐりあひて(書)

2009-10-14 05:14:21 | 
めぐりあひて見しやそれともわかぬ間に
雲がくれにし夜半の月かな        紫式部

 久しぶりに幼馴染のあなたに行きあって、他人の空似か確かめる間に去ってしまわれた。それはまるで夜半の月が雲に隠れるようなものでした。紫式部は源氏物語の作者。夫の藤原宣孝と死別後、上東門院(一条天皇の中宮彰子)に仕えた。清少納言とともに当代切っての才女。