とだ九条の会blog

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『戦争ってなんだ?~証言が伝えるアジア太平洋戦争~』から(4)

2008年09月09日 | 国際・政治
昨日に引き続き、学習の友社から発刊の『戦争ってなんだ?~証言が伝えるアジア太平洋戦争~』(石山久夫氏+『学習の友』編集部・編著)より、「戦争の実相」のいくつかをご紹介して一緒に考えていきたいと思います。(文責:サイト管理者)

■アジアと日本の犠牲者
日中戦争から太平洋戦争までのいわゆる15年戦争での犠牲者は、日本国民で310万人(兵士230万人+一般住民80万人)でしたが、アジアの人々の犠牲はもっと大きく、約2000万人にのぼったといいます(下記参照)。
もちろん正確な集計はできませんが、各国政府による集計などを総合し、ほぼ正当と考えられる数字だということです。

【アジアと日本の死者数】
・日本         約310万人
・朝鮮         約20万人
・中国         約1000万人
・台湾         約3万人
・フィリピン      111万1936人
・仏印         約200万人
・蘭印         約400万人
・マレー・シンガポール 約10万人
・ビルマ(含インド)  約15万人

※仏印=フランス領インドシナの略(現在のベトナム、ラオス、カンボジア)
※蘭印=オランダ領東インドの略(現在のインドネシア)

(つづく)


【出典】『戦争ってなんだ?~証言が伝えるアジア太平洋戦争~』 石山久夫(歴史教育者協議会委員長)+『学習の友』編集部・編著、学習の友社刊、定価1500円(税込)
■詳細をお知りになりたい方は、お買い求めください(「学習の友社」TEL03-5842-5641)。

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