とだ九条の会blog

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改憲策動を断念させるまで--憲法会議の「憲法講座」に500人

2008年09月05日 | 国際・政治
8月31日(日)、東京・明治大学で「2008年憲法講座」が中央憲法会議と首都圏4都県の憲法会議の主催で開催され、全国から500名を超える参加がありました。

内容は、「臨時国会をめぐる情勢」として笠井亮衆議院議員(日本共産党)が特別報告、そして「日米同盟の新段階と日本国憲法」と題して吉岡吉典元参議委員議員(日本共産党)の講演、最後に渡辺治一橋大学教授が「今日の政治情勢の特徴と改憲運動」と題した講演を行いました。

新テロ特措法の延長や自衛隊の派兵恒久法制定の策動があるなかでの講座開催だけに、時節にかなった報告と講演に「今の国会の状況や憲法改悪の歴史的経過など分かって、新鮮だった」などの感想が寄せられたといいます。

笠井氏は、日本共産党国会議員団を代表して「臨時国会をめぐる情勢」について特別報告。改憲を発議できる憲法審査会が機能停止状態に陥っていること、また自衛隊の派兵恒久法問題で与党のプロジェクトチームが「中間報告」の提出に留まっている実体を挙げ、国民の世論と運動が改憲策動を遅らせていると指摘しました。しかし、一方改憲派の巻き返しも指摘し、総選挙で改憲策動を遅らせるだけでなく断念させるまで運動を前進させることが重要との認識を示しました。

「第1講座」の講師である吉岡氏は、現在、世界で平和の共同が発展していることを紹介。憲法改悪はこの世界の大勢に逆らうものであり、今こそ「世界に誇るべき憲法を守る運動を世界の平和を守る力に」と訴えました。

また、「第2講座」の講師・渡辺氏は、「今日の政治情勢の特徴と改憲運動」と題し講演しました。「構造改革」路線が、貧困と格差を拡大したが、反「構造改革」の運動の前に現在つまづいていると指摘。改憲問題でも自らの任期中に改憲を実現すると公約した安倍晋三前首相を挫折させたのは、我々の運動が情勢を変え、打撃を与えたからだと述べました。そして、反「構造改革」と反「改憲」の手を結んだ取り組みの重要性を強調しました。

なお、この「憲法講座」には「とだ九条の会」からも参加しました。

【参考】『しんぶん赤旗』9月1日付けより作成


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