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東南アジア、台湾などへの海外旅行記などを中心に投稿しています。

東南アジア紀行(梅棹忠夫氏)

2022-09-24 22:30:17 | タイ
 「東南アジア紀行」の著者梅棹忠夫氏を知ったのは、「<新版>日本語の作文技術」でした。

  

 この本の著者本田勝氏一は、「第四章 句読点のうちかた」の中で、
 
 『参考までに、私が学生のころ自分の文体に影響を受けた二人——井伏鱒二氏と梅棹忠夫氏の文章をあげてみよう。

  六月四日の夕方、わたしたちはパキスタンとアフガニスタンの国境線に到着した。
  国境は、ひろびろとした大平原のまん中にあった。地平線から横なぐりにかッと照りつける夕日をあびて、われわれの二台の車は、のろのろと
  アフガニスタン領にすべりこんだ。すぐ看視所につく。わたしたちは旅券を見せる。(梅棹忠夫『モゴール族探検記』岩波新書)

  右は二つとも冒頭(書き出し)の文章である。これをテンとマルで切りながら朗読してみると、そのままで実にわかりやすく、自然で、したがっ
  て正確かつ論理的だ。私は自分で書くときも、むろん声には出さないが、頭の中で読みながらテンをうっている。』

 梅棹忠夫氏の著書「モゴール族探検記」をあげていました。確かに読みやすい文章です。

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