スターバックスコーヒーはメディアを利用して、消費者向けの宣伝を全くしない企業と言ってもいいでしょう。私が購読している日本経済新聞でも、スターバックスコーヒーの記事が載っていにるは、年数回です。それも、経営方針にまつわる報道で、新商品や新サービスなどに関する報道を読んだ記憶がありません(外食産業の特集記事では紹介されるときが稀にあります)。
例えば、先週ブログで記事にした無料Wi-Fiについても同様です。ある店舗の入口に小さなシールが貼ってあったので気がつきました。店舗の中を見渡しても一切掲示されていないので、知らない人が多くいると思います。一部の店舗ではSuicaが利用できますが、レジの隅に置いてあるだけです(コンビニはレジの前に置いてありますが)。あえて「使えます」とは告知していません。
これはブランドイメージを守るための企業方針なのでしょう。知りたいことがあれば、直接スタッフに聞いてもらい、そこで生まれる会話を重要視していると思われます。
それは、下のレシートからわかりました。これは、無料で好きな飲み物と交換できる引換券です。昨年は5回当たりましたが、今年は昨日でまだ2回目でした。この券を使うためには、Webサイトからアンケートに答えなければなりません。全部答えた時点で引換番号が発行されます。その番号をレシートに書き込んで、レジに提示すれば飲み物が貰えます。このアンケートの内容を見ると、この会社が客とスタッフとの会話に重きを置いていることが、よくわかります。