みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

祝福の羅臼岳

2016年09月17日 | 
羅臼岳(らうすだけ)を登ってきました。
羅臼岳は知床半島に位置する1661メートルの山。
日本百名山中、最東端の山。
標高こそ高くないけれども、登山口が230メートルしかないので、標高差は、先日の富士山に匹敵する・・・。
あまりに遠いし、ヒグマも怖いしで、なかなかに手強い山。

今回は生憎の天候で、ずっと小雨とガスの中、修行のような登山だったけれど、
不思議なことに、山頂だけが、雲の上に突き出て、青空が広がり、太陽が出ていた。


見渡す限り雲、雲、雲・・・。
視界に見える陸地は、自分のいる羅臼岳山頂だけ。
まるで、絶海に浮かぶ孤島だった。
長らく山登りをしてきたけれども、こんなに劇的な登頂も初めてだった・・・。
思わず、天は我に味方してくれた!と思ってしまう。
喜びが湧き上がる!


時折、硫黄山、知円別岳?が現れては、すぐ雲に沈む・・・。


山頂にあと数メートルのところが、風の通り道になっていて、猛烈な風が吹き荒れている。
最後は、四つん這いになって、なんとか山頂にたどり着く。
今までに自分が経験してきた中で、最強の風だった。
前回も、山頂まで数百メートルのところで、同じように凄まじい風に阻まれ、泣く泣く、途中で引き返したので、自分にとっての羅臼岳は、恐るべし風の山ですね。


今回も樹のオブジェが印象的だったなあ・・・。


でも、できるなら、国後島をこの眼に収めたかったなあ・・・。
3回目の挑戦はあるんだろうか???


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