みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

フェルメール展

2019年01月03日 | 絵・写真・美術館
上野の森美術館のフェルメール展に行く。
9:00からの入場券を事前購入し、開館の9時ちょうどに着いたら、既に会場はかなりの列。
10分待ちだった。
入館後、フェルメールの部屋(順路の一番最後の部屋)は、まだ、そんなに混んでないと、係の人が言っていたので、同時代オランダ画家の展示は、全部、すっ飛ばして、フェルメールの部屋へ直行。

素晴らしい!
静かに語りかけてくるような、余韻が感じられる絵。
自然な光と陰の表現。
品格の漂う落ち着いた画面。
構図が皆、似ているけれど、(左側の窓から差し込む光)、だからこそ、型にはまることで、より大切なことに集中できるのだろうか?
余分なものがないこと。
(室内を舞台にした絵は、描く・描かないの取捨選択が、屋外の絵よりも、自由?)
それぞれの作品に、ピアノ小品の素晴らしい演奏を聴くような感動がある。

後から、同時代のオランダ画家の絵に、フェルメールに伍する作品はないかな?と思い、見てみたが、フェルメールが群を抜きすぎていて、他がなんだか駄作に見えてしまう。
(うがった見方をすれば、フェルメールを際立たせるための展示?
 見る順番を逆にしてしまったから、余計にそう感じてしまったかも・・・。)
フェルメールの人気が高いのも、よく分かる。


「真珠の首飾りの女」
光の当たる壁面が、少女の喜びを表現しているように感じる。

たいへんな混雑なので、最初からまともに見ると、フェルメールの部屋に行きつく前に、疲れてしまいそう。
最後のフェルメールの部屋だけ、覚悟を決めて、観るのがいいような・・・。

フェルメールの作品がこれだけ集まることは、何十年に一度のチャンスなので、見に行けたのは、幸運だった!
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