みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

木木木の卒展

2019年03月02日 | 絵・写真・美術館
この日は地元の芸大(愛知県立芸術大学)の卒展へ。
予想してた以上に、とても興味深く、鑑賞できた。
力作揃い!午後半日では、観きれないくらいだった。

いろんなアイディア、アプローチがされていて、面白い。
個人的に気づき、発見もあって、実に有意義だった。
印象に残る作品も幾つもあった。両手で数えられないくらい。

春を迎え、年度の締めくくりと、新しい年度のスタートを切るのに相応しいイベントだなあ。
芸術家の卵の皆さんの将来が明るくなりますように!


初めての場所なので、広い構内に迷いながら・・・。

特に印象に残った作品を幾つか、メモっておくとしよう。

「チャイニーズキャラクター」

漢字の起源からイメージが羽ばたいて、これは面白い。
絵でもある字、漢字。中国の偉大な発明!



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冨田まりこ作「おかえり」と題した、白磁と花の一連のオブジェ。
これは、ほんとうに、ほっこり、いい感じ。

















ちんまり、あまりに愛らしすぎて、激写してしまった・・・。
植物を組み合わせるところが、ありそうで、ない気がした。
皆、題名がついていて、このデフォルメされたオブジェ君たちが、様々な感情を表現していて、静止したダンスのよう。
玄関に飾っておきたい一品だった。

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「墨溜文字」





惹きつけられるフォント。
文面は、あの恐ろしい、地獄変だったけど・・・。

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「おとぎライト」

いい写真を取り損ねたけれど、この作品も素晴らしいと思った。
影絵を応用したアートは、時々みかけるけれど、これは遊び心があって、楽しめる内容。
動的に影絵を楽しむ発想、光源を三原色に分ける発想(任天堂のスイッチ的)がいい。
そしてネーミングが秀逸!
自分に子供がいたら、間違いなく、こういうおもちゃで遊ばせたい。

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「キミョウナチカラノウタ」

この映像作品に添えられていた詩が、よく分からないけれど、惹きつけられる・・・。

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「くるみ割り人形」



ほんとうに丹精込めて作り上げられた切り絵で、魅了された。
繊細で美しい。しかも心に優しいローテク! 素晴らしい。

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「Wire Frame Architecture」

無いはずのタワーが現われて、すっかり騙されるところだった・・・。
物事は、同じように見えて、実は由来が違うこともよくある。

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「雪のちらつく夜 いつか360と」



よくみると、白一色ではなくて、淡い桜貝ような彩色が施されていて、
ピアノの音色を思わされる。
個人的には、女木島の宿題をちゃんとやり終えた。

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「poetry graphics」



文章のイメージが、デザインで表現されていて、世界が広がる!

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「風景の倒置法」

これも、実に興味深かった。草原の漣ですね・・・。
効果の上がる鏡の部分の比率もしっかり計算されているんですね!


何より、配置された場所が素晴らしかった。
緑の季節にも観てみたいけれど・・・。

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学園内も気ままに写真撮影して遊ぶ。
愛知県立芸術大学、とてもいい環境だ!








旧音楽学部棟にて








あっという間に5時。


おしまい。

@愛知県立芸術大学
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