みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

●レッスン~エオリアンハープの急がば回れ

2019年03月09日 | ピアノレッスン
楽器レッスンブログのはずなのに、このところレッスン記はどうも滞りがちで、良くないなあ・・・。
レッスンを止めてしまったかな?と思われそうだけど、ピアノは月1回、細々とレッスンを続けているのです。
この日のレッスンでは、極めて目から鱗のアドバイス・発見があったので、メモっておきます。

<メンデルスゾーン/岸辺にて>
・内声を静かに弾くコツ
 左手のバスに、内声を溶け込ませるようにして!

<ショパン/エオリアンハープ>
●ブレーキとアクセル
左手が4連符 & 右手6(3+3)連符の箇所はブレーキ!
左手も右手も6(3+3)連符の箇所はアクセル!

●6(3+3)連符の役割分担
2、3音目・・・1音目の旋律の余韻
4,5,6音目・・・次の1音目に向かうアウフタクト

●跳躍の秘訣
途中1オクターブ半を、瞬間的に跳躍しないといけない箇所が、どれだけ練習しても、成功率が上がらなくて、
困り果てていたのだけど(跳躍先が黒鍵なので、すぐ滑り落ちてしまう)、助言を仰いだら、
円運動を意識すべしとのこと。
手を円運動、孤のどこかに当てはめることを意識して、跳躍すると、いいとのこと。
(上方向でも、手前方向でもどちらでもOK)

ここからは私感。
常識的には、一番、短い時間で移動するためには、最短距離の直線で、跳躍するのが良さそうだけど、
直線運動は、人体の構造的には無理がある動きと思われる。
レオナルド・ダヴィンチの人体構造(円)の素描ではないけれど、人間の関節は、円運動が得意にできている。
(原理的には1つの関節の動きだけでOK)
直線運動は、人体の間接構造からは、理にかなっていない(いくつかの関節を動きを、複雑に組み合わせないと、実現できない。)
(ロボットの制御でも、円運動を組み合わせて直線運動を合成するのは、とても難しい演算が必要なはず)
運動学的には、直線運動よりも、円運動の方が、単純。
ピアノ奏法でも、うまく円運動に嵌めることができたら、脳への負担も少なそう。
 ⇒成功率UP!
(おそらく、バイオリンでも)

まさに、「急がば回れ」が、ピアノ奏法の世界にも当てはまることが、とても興味深かった。
極めて目から鱗だった!
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