みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

美術館巡り@都内

2023年05月02日 | 絵・写真・美術館
午後、久しぶりに東京をブラブラする。
階段では足を引きずりながら・・・。

<国立新美術館>
まずは、六本木の国立新美術館へ。




曲線の造形が見事で、すごい美術館だな・・・。
黒川紀章氏設計とのこと。
企画展のルーブル美術館展は時間の都合でパス・・・。
(列を見て、諦めた。一級品は来てない気もして。)

=====
<サントリー美術館>
隣のミッドタウンにあるサントリー美術館へ。
(間違えて、六本木ヒルズに向かいそうになりつつ・・・。笑)


美しそうな何かに出会えそうな気がして、吹きガラス展を覗いてみる。



古代ギリシャの頃から最新のアート作品まで、技術の進化の歴史を辿ることができて、興味深かった!
大昔、はじめは土器や金属器に似せようとしていたガラスの器が、加工の技術的な制約を逆手にとって、ガラス独自に美しく発展していくのが、興味深い!
親離れ? 守破離?
様々な事物の発展、例えば、和歌が、万葉集⇒古今集⇒新古今集と変遷していくこと、
ストレージが、ハードディスクに似せたSDDが、独自のSSDに変遷していくこととか、
との相似が思い浮かんで、興味深かった。

=====
<国立近代美術館>
皇居の北側にある、国立近代美術館へ。


大手町から歩く。堀の向こうの丸の内。
東京に来たなあと思う。
皇居の周りは、ランニングする人たちがたくさん。


重要文化財の秘密展を見学
NHK R1週末文化の歩き方「橋本麻里の美術館で会いましょう」で紹介されていて、気になっていたので。


関根正二 / 信仰の悲しみ
今回、一番、心に残った作品

評価軸の移り変わりが、興味深い。
いつ、どんな作品が、重要文化財に指定されるかで、時代ごとの評価軸の移り変わりが分かるようになっていて、とても興味深かった。
あと、重要文化財指定は、最初にやったもの勝ちであること。
(本当に優れているかどうかは別問題で、「最初」に価値がある。)
賞も時代の雰囲気や流行には逆らえない。


古賀春江の作品
古賀春江を川端康成が評した文章が紹介されていて、素晴らしかった。
以下引用
=====
「古賀氏の絵に向ふと、私は先ずなにかしら遠いあこがれと、ほのぼのとむなしい拡がりを感じるのである。虚無を超えた肯定である。従つて、これはをさなごころに通ふ、童話じみた絵が多い。単なる童話ではない。をさな心の驚きの鮮麗な夢である、甚だ仏法的である。」
(川端康成「末期の眼」「文藝」1933年12月)
=====
さすが、文豪。
どうして、古賀春江作品に惹かれるのか、謎解きをしてもらえた感じ。

なかなかに収穫の多い、GWの文化歩きだった!
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角川武蔵野ミュージアム&サクラダイナー

2023年05月02日 | 絵・写真・美術館
天覧山を訪ねた後、所沢の角川武蔵野ミュージアムへ
千夜千冊の松岡正剛監修、外間守善氏(遊佐未森さんと繋がりの深い、外間隆史氏の父親)の蔵書も収められているとのことで、気になってしまったので・・・。


この外観は凄い!石張り?の建造物、よく作ったなあ!と思う。
隈研吾氏、設計とのこと。
確かに、本の美術館には、石造りが似合う。


本棚劇場
ビジュアル的にはインパクトがあるけれど、上の方に収められた本は、梯子をかけないと、手に取れない。
高所恐怖症だと、読書できない仕組みになっている。
消防署ではしご車の訓練を受けるしかない。
或いは、ボルタリングの特訓を受けて、命綱をつけて、取りに行くしかない???笑
図書機能としては、致命的な設計不具合である。


名文!
さすがは、国木田独歩!
武蔵野に、地の利あり。


いろんなテーマで本が収められていて、趣向の変わった本屋さんと言う感じ。


自分の愛読書が冊か並んでいた棚
読み終わったばかりのデイビッド・コパフィールドがこんなところに!
懐かしい、武者小路実篤の友情も。
和洋の青春小説の傑作の棚!
未読の本は、ツボにはまる可能性大と思われるので興味津々!
なかなかの収穫だった!

本の他にも、インスタレーションのアートの展示があったりで、本好きなら、かなり楽しめる気がする。
しかし、若者たちの、過激で過剰で尖った演出のアニメーションには、もう、良さを感じられないのだった・・・。

=====
<番外編>

この美術館の最上階に入っていたダイナーで、ランチする。
なんとなく、昼時の時間で、ふらっと入ってみたら、


美味い!
上から食べ進めると、ボンゴレ・ビアンコがボンゴレ・ロッソに変わってゆく、ストーリーのあるレシピになっていて、唸らされる。
生パスタの、モチモチ感も程よくて、美味しかった。
(モチモチ感は、やりすぎると、いやらしくなるので、程よい加減が得難い)

特筆すべき、上にあしらってあったセリ。
(久しぶりすぎて、何の野菜か分からず、店員さんに聞いたのだった・・・。)
あさりの旨味の中、清涼な一陣の風が、吹き抜けて行く・・・。
イタリアンにセリは、すごく合う!
思いがけず、とても美味しいランチに出会えて、僥倖だった!

@サクラダイナー@所沢
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天覧山@飯能~山の聖地巡礼?

2023年05月02日 | 
この日は飯能で泊まったので、朝、近くの天覧山を登ってみる。
なにやら、「ヤマノススメ」と言う人気の漫画があって、聖地なのだそうだ。
https://www.yamanosusume.com/1st/
https://creco.net/hiking/yamanosusume/


能仁寺から登る。


あっと言う間に山頂


展望台からは、飯能の市街が望まれる。

登り、下りで1時間弱。確かに、山と言うよりは、丘と言う感じだった。
一応、話題?の聖地がどんなところかを体験・・・。

早朝は、駐車場が閉まっていて入れないので、普通の山登りの感覚では登れない。要注意!
個人的には、左膝の痛みが治まらず、下りは、かなり痛む。ヤレヤレ・・・。
なんてことだ!


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